広島市現代美術館では、コレクション展「ハイライト+リレーションズ[ゲストアーティスト:西島大介]」を、2024年12月21日(土)から2025年4月6日(日)まで開催する。
今期の広島市現代美術館のコレクション展「ハイライト」では、「表象と身体」、「作家とスタイル」、「広島/ヒロシマ」といったキーワードのもと、イヴ・クライン、フランシス・ベーコン、李禹煥などの収蔵作品を紹介。加えて、コレクション展示の延長線上に位置付けられる企画「リレーションズ」では、漫画家や芸術家として活躍する西島大介を取り上げる。
「ハイライト」のうち、たとえば「表象と身体」では、現代美術におけるさまざまな身体の表現に着目。絵画や彫刻のモチーフとして用いられてきた身体は、現代美術では時代的・社会的な背景を伴いつつ、単なる人の形にとどまらない表現を育んできた。会場では、イヴ・クラインの《ブルーのヴィーナス》をはじめ、フランシス・ベーコンや舟越桂などの作品を目にすることができる。
一方、「リレーションズ」では、西島大介を紹介。西島は、広島市現代美術館が2020〜2023年にかけて長期休館しているあいだ、休館キャラクターの「無題さん」を手がけた。西島が描くキャラクターは、しばしば愛らしい姿をとる一方、ベトナム戦争を題材とした『ディエンビエンフー』などでは、戦争や残酷な場面、人々の葛藤も描きだしている。会場では、約20年以上にわたって西島が手がけてきたキャラクターを俯瞰するとともに、絵画や立体、音楽配信、インディゲームなどへと展開してゆくキャラクターの世界にも光をあてる。
コレクション展2024-III「ハイライト+リレーションズ[ゲストアーティスト:西島大介]」
会期:2024年12月21日(土)〜2025年4月6日(日)
会場:広島市現代美術館 A展示室
住所:広島県広島市南区比治山公園1-1
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(1月13日(月・祝)、2月24日(祝・振)は開館)、12月27日(金)〜1月1日(水・祝)、1月14日(火)、2月25日(火)
観覧料:一般 350円(250円)、大学生 250円(150円)、高校生・65歳以上 150円(100円)、中学生以下 無料
※( )内は30名以上の団体料金
※毎月第3日曜日「ハロー!コレクションデー」は、コレクション展無料
【問い合わせ先】
広島市現代美術館
TEL:082-264-1121