特別展「第76回 正倉院展」が、奈良国立博物館にて、2024年10月26日(土)から11月11日(月)まで開催される。

奈良時代の文化を今に伝える正倉院宝物

奈良時代の聖武天皇ゆかりの品々を中心に、天平文化の粋を今に伝える正倉院宝物。2024年で76回目を迎える今回の「正倉院展」では、約9,000件の正倉院宝物のなかから、調度品、服飾具、仏具、文書など、57件の品々を公開する。

会場では、聖武天皇が使用した錦張りの肘置き《紫地鳳形錦御軾》など、正倉院宝物の数々を紹介。《碧瑠璃小尺》や《碧瑠璃魚形》といった色ガラス製の装身具、色とりどりのガラスを使った《黄金瑠璃鈿背十二稜鏡》など、多彩な宝物を目にすることができる。

また、奈良時代の高度な工芸技術で作られた宝物も。表面に金銀泥で草花や飛鳥を描きだした《紫檀金銀絵書几》、舶来の高級な素材を用いて、寄木細工の華麗な装飾を施した《沈香木画箱》などを展示する。

展覧会概要

特別展「第76回 正倉院展」
会期：2024年10月26日(土)〜11月11日(月) 会期中無休
会場：奈良国立博物館 東新館・西新館
住所：奈良県奈良市登大路町50
開館時間：8:00〜18:00(金・土・日曜日、祝日は20:00閉館)
※入館はいずれも閉館60分前まで
観覧料：一般 2,000円(1,500円)、高校・大学生 1,500円(1,000円)、小・中学生 500円(無料)
※( )内はレイト割料金(月～木曜日の16:00以降、金・土・日曜日および祝日の17:00以降が対象)
※事前予約制の日時指定券の購入が必要
※日時指定券は、9月6日(金)10:00より、展覧会オンラインチケット、美術展ナビチケットアプリ、ローソンチケット(Lコード 59600)ほかにて販売
※障害者手帳およびミライロIDの所持者(介護者1名含む)などは無料
※無料対象者は日時指定券の購入不要(証明書などを要提示。ただし小・中学生以下は不要)
※本展の日時指定券で、名品展(なら仏像館・青銅器館)も観覧可

【問い合わせ先】
TEL：050-5542-8600(ハローダイヤル)