喉が渇いたら、「ステーションスクエア」にある「ウォーターステーション(WATER STATION)」で手軽に水分補給を。江戸時代に旅人に提供されたおもてなしの原点ともいえる「ふるまい水」に着想を得たスポットとなっている。かつて特急や新幹線内で使用されていた“封筒型”の紙コップを用いて、自由に水を飲むことができる。
奥には、水に入れるとフレーバーウォーターになる「ウォータードロップ(Water drop (R))」、列車の「ヘッドマークピンズ」のホテルオリジナルカプセルトイがあるので、水分補給がてら“ガチャガチャ”を回すことができる。壁に設置された配管は、まるで路線図のよう。
ディナーは、29階にある3つのレストランにて提供。「ザ モーメント グリル&ダイニング(THE MOMENT GRILL&DINING)」は、“豪華列車の食堂車”のような空間で楽しめるおすすめのオールデイダイニングだ。縦に長い空間を活かした、遊び心溢れる“豪華列車”の空間を演出している。
ここでは、日本各地や世界の食材を活かし、炭火焼きオーブンでじっくりと焼き上げるグリル料理、フレンチの手法と和の技法を融合させた料理など、80種類以上が並ぶビュッフェを展開。特に、神戸牛の旨みをぎゅっと閉じ込めた看板メニューの「神戸牛100% “THE-MOMENT BURGER”」は必食だ。そのほか、食堂車ならではのワゴンサービスも。豪華列車に乗り、旅をしているかのような気分を味わえる。
「ザ ロビーラウンジ」では、夜になると「イブニングハイティー」を提供。日中の「アフタヌーンティー “ボヤージュ” 」のメニューのうち、スイーツよりもセイボリーの数が増え、ワインやカクテルがフリーフローとなる。
〈ザ モーメント グリル&ダイニング〉
場所:29階
営業時間:[朝食] 6:30~10:00、11:30~22:00(L.O.21:30)
〈ザ ロビーラウンジ〉
場所:29階
営業時間:10:00~22:30(L.O.22:00)
ひっそりと佇むメインバーは、禁酒法時代のアメリカで流行したもぐり酒場、通称スピークイージースタイルのバー。ホテルマップや公式サイトにもバーの場所や名前の記載はなく、「駅長室」と書かれた隠し扉を探し当ててようやくたどり着くことができる。
38階のスペシャリティ、37階の「ザ スイート」および各フロアのスイート宿泊者のみ利用できる「スペシャリティサロン(SPECIALTY SALON)」は、38階に位置する。営業は、朝食・軽食・アフタヌーンティー・イブニングカクテル・ナイトキャップの1日5回だ。
今回は、38階スペシャリティの「スペシャリティ キング」に宿泊したので、食事は「スペシャリティサロン」を利用した。
ビュッフェ台には、牛タンシチューやスープ、キャビアのマッシュポテト、サラダ、そしてマカロンやフィナンシェ、チョコレートといったメニューがずらりと並ぶ。ホットメニューとして用意される「オマール海老とトリュフのラーメン」、「黒毛和牛のステーキ 山椒と岩塩で」、「唐墨蕎麦」、「ローストビーフの肉吸い」の4種も注文可能だ。いずれも贅沢感に溢れたメニューとなっている。
〈スペシャリティサロン〉
場所:38階
営業時間:[朝食] 7:00~10:30(L.O.10:00)、[軽食] 10:30~15:00、[アフタヌーンティー] 15:00~17:00、[イブニングカクテル] 17:00~19:00、[ナイトキャップ] 19:00~21:00(L.O.20:30)
利用条件:スペシャリティ(38階)、ザ スイート(37階)、スイート(各階)宿泊者
夕食を終え、「スペシャリティサロン」にてゆったりした後は、「深海の旅」をテーマとした30階の「オフロ(OFURO)」でさっぱりするのがおすすめ。約7,000年前の古代大阪は、海岸線が今よりも平野部に達しており、大阪駅は海の中にあった。現在も水の都と称される大阪の地ならではのコンセプトを設け、深海の旅へと没入できる空間を演出している。