「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション(THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection)」は、JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルが手掛ける、大阪駅直結のラグジュアリーホテル。“駅・鉄道”をモチーフにした空間が特徴で、大切な人との記念日旅行や家族旅行だけでなく、鉄道ファンにもおすすめしたい場所だ。
「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」は、大阪駅直結の大型複合ビル「JPタワー大阪」内に位置し、抜群のアクセスを誇る。2023年に新整備された「JR大阪駅西口改札」に直結するほか、JR大阪駅(サウスゲートビルディング)2階の歩行者デッキや、西梅田地下歩行者道路「ガーデンアベニュー」にも繋がっており、各線梅田駅へのアクセスも便利だ。なお同ビルの下層には、商業施設「KITTE大阪」もオープン。
特徴的なのは、1874年(明治7年)に誕生した初代大阪駅をモチーフに、ホテル随所に“鉄道の記憶”を落とし込んでいること。「時空(とき)の旅」をデザインフィロソフィーに、タイムトラベルや“鉄道”のモチーフを空間に取り入れている。
また、レストランやラウンジのアフタヌーンティー・朝食・ディナービュッフェなど高級ホテルならではの「食」体験、サウナを完備した温浴施設も備えられており、1日中ホテルステイを満喫することができる。
今回は、そんな「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」で1泊2日を過ごして体験した様子を宿泊記としてまとめた。
「KITTE大阪」館内に入りそのまま直進し、エスカレーターを越えたところで右を向くと、初代大阪駅の赤レンガをオマージュした扉を発見。自動扉が開くと、ブラウンを基調としたシックで落ち着いた雰囲気の廊下が続く。「時空の旅の始まり」をテーマとしたこの1階から、レセプションやロビー、レストランのある29階までは、タイムマシン設定のエレベーターで向かうことになる。
「時空の旅」を楽しめるよう、あえてエレベーターの速度はゆっくりめに設定したようで、どのような空間が待ち受けているのか、期待がどんどん高まってくる。「初代大阪駅」と「駅の記憶」を表現した29階に到着し、ロビー方面へ歩みを進めると、初代大阪駅の外壁を思わせる赤レンガのウォールアートが目の前に広がる。
赤レンガのウォールアートの横を通り直進すると、レセプションが見えてくる。チェックインは、昔の駅にあった有人改札をイメージしたアイランド型のレセプションにて行われる。
チェックインが済み荷物を預けたら、レセプションとは反対側に位置する「ザ ロビーラウンジ(THE LOBBY LOUNGE)」へ。初代大阪駅の切妻屋根をモチーフにした、高さ約10mの「光の屋根」が特徴的なラウンジだ。