展覧会「奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇」が、島根県立美術館にて、2024年10月17日(木)から2025年1月13日(月・祝)まで開催される。
戦後日本を代表する写真家のひとり、奈良原一高。島根県立美術館は、2020年度に奈良原の遺族より305点の作品の寄贈を受けており、2022年度、2023年度と、これらの作品を紹介してきた。その第3弾となる展覧会「奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇」では、ヴェネツィアで撮影された作品に着目する。
本展では、「光の回廊—サン・マルコ」、「ヴェネツィアの夜」、「ヴェネツィアの光」の3シリーズより、108点を公開。「光の回廊—サン・マルコ」は、「世界一美しい広場」と言われるサン・マルコ広場を撮影したものだ。夜のサン・マルコ広場では、128ある回廊のカーテンが上がり、灯がともる。奈良原は3度にわたってヴェネツィアに通い、128の回廊の灯すべてを撮影したのであった。
また、「ヴェネツィアの夜」は、奈良原の代表作のひとつ。夜の闇に浮かびあがる、海上都市・ヴェネツィアの姿を、モノトーンで捉えた作品だ。一方、「ヴェネツィアの光」では、仮面を被った人々で溢れるカーニヴァルを中心に、色彩豊かな写真作品を目にすることができる。
受贈記念III「奈良原一高 ヴェネツィアの光と闇」
会期:2024年10月17日(木)~2025年1月13日(月・祝)
会場:島根県立美術館 コレクション展示室4
住所:島根県松江市袖師町1-5
開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
休館日:火曜日、12月28日~1月1日(ただし、12月17日、12月24日は開館)
観覧料:一般 300円、大学生 200円、高校生以下 無料
【問い合わせ先】
島根県立美術館
TEL:0852-55-4700