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奈良原一高の写真展が広島・呉市立美術館で - “境界”から対象を捉えた創作の軌跡を紹介

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広島の呉市立美術館では、コレクション展III「受贈記念・開館40周年記念 境界をみつめて 奈良原一高写真展」を、2023年3月26日(日)まで開催する。

奈良原一高を代表する4つのシリーズを展示

奈良原一高 「人間の土地」より《緑なき島─軍艦島:地下道(トンネル)》 1954-57年
©︎NARAHARA IKKO ARCHIVES
奈良原一高 「人間の土地」より《緑なき島─軍艦島:地下道(トンネル)》 1954-57年
©︎NARAHARA IKKO ARCHIVES

戦後日本を代表する写真家である、奈良原一高(ならはら いっこう)。コレクション展「境界をみつめて 奈良原一高写真展」は、2021年度、呉市立美術館が奈良原の遺族より寄贈を受けた作品を、同館がすでに所蔵する奈良原の作品とともに紹介する展覧会だ。

1931年福岡に生まれた奈良原は、大学院時代の1954年春、九州をめぐる旅の途中に長崎の端島、通称「軍艦島」と、鹿児島の黒神村を訪れ、そこで暮らす人びとの生活や土地の様子を撮影した。これらの写真は、1956年の個展「人間の土地」で発表され、従来の写真の概念を大きく揺さぶることになった。

写真家として鮮烈なデビューを果たした奈良原は、以後、ヨーロッパに渡った経験からあらためて日本の伝統文化を捉え直した「ジャパネスク」や、アメリカの風景を撮影した「消滅した時間」などを発表。事物や世界の境界に身を置き、自身の視点から対象を捉えた作品を手がけ続けた。

本展では、「人間の土地」をはじめ、奈良原の代表的な4つのシリーズを紹介。95点の作品から、奈良原の活動の軌跡をたどってゆく。

展覧会概要

コレクション展III「受贈記念・開館40周年記念 境界をみつめて 奈良原一高写真展」
会期:2023年2月4日(土)〜3月26日(日)
会場:呉市立美術館
住所:広島県呉市幸町 入船山公園内
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜日(3月21日(火・祝)は休館)、3月22日(水)
入館料:一般 300円(240円)、高校生 180円(140円)、小・中学生 120円(90円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者手帳などの所持者は無料(そのほか、無料対象は美術館ホームページを参照)

【問い合わせ先】
呉市立美術館
TEL:0823-25-2007

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奈良原一高の写真展が広島・呉市立美術館で - “境界”から対象を捉えた創作の軌跡を紹介|写真1

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