島根県立美術館では、写真家・奈良原一高の展覧会、受贈記念II「IKKO’S AMERICA」を、2023年10月5日(木)から2024年1月15日(月)まで開催する。
戦後日本の写真を牽引し、国際的にも高く評価された写真家、奈良原一高(ならはら いっこう)。1931年に生まれた奈良原は、1956年に初個展「人間の土地」を開催し、写真家として注目を集めた。1962年には、渡欧してパリを中心に3年間滞在。その成果を初の写真集『ヨーロッパ・静止した時間』として発表し、高い評価を獲得している。
1970年、奈良原はアメリカへと渡り、ニューヨークを拠点に4年間活動した。この間、アメリカ大陸横断の旅を2度にわたって行っている。こうしたアメリカ滞在における成果は、写真集『消滅した時間』に結実することとなった。
島根県立美術館は、2020年度に奈良原の作品305点の寄贈を受けている。この受贈を記念して開催される「IKKO’S AMERICA」では、代表作「消滅した時間」を中心に、約100点の新収蔵作品を紹介する。
受贈記念II「IKKO’S AMERICA」
会期:2023年10月5日(木)~2024年1月15日(月)
会場:島根県立美術館 コレクション展示室4
住所:島根県松江市袖師町1-5
開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
休館日:火曜日(12月12日、12月19日、1月2日は開館)、12月28日(木)~1月1日(月・祝)
観覧料:一般 300円、大学生 200円、高校生以下 無料
【問い合わせ先】
島根県立美術館
TEL:0852-55-4700