企画展「松本竣介 街と人 —冴えた視線で描く—」が、京都のアサヒグループ大山崎山荘美術館にて、2025年1月4日(土)から4月6日(日)まで開催される。
昭和時代に活躍した洋画家、松本竣介(まつもと しゅんすけ)。明治45年(1912年)東京に生まれた松本は、岩手で育つも、17歳で再び上京し、本格的に絵を学ぶようになった。昭和10年(1935年)には二科展に初入選し、静謐で抒情を湛えた作品を残すも、昭和23年、36歳でこの世を去っている。
17歳で上京した松本は、「街の雑踏の中を原っぱを歩く様な気持ち」で歩き、東京の街を題材とした作品を手がけた。静けさを湛える竣介の風景画は、さまざまなイメージを組み合わせ、松本が再構築したものであった。また、長男と長女を幼くして亡くした松本にとって、次男の成長は無上の喜びであり、デッサンからは自身の子へ向ける温かな視線を感じることができるかのようである。
企画展「松本竣介 街と人 —冴えた視線で描く—」は、短い生涯のなかで確かな足跡を残した松本の画業を紹介する展覧会。群馬・桐生の大川美術館の所蔵作品を中心に、《街》、《コップを持つ子ども》、《顔(自画像)》など、約60点の作品とデッサンを目にすることができる。
企画展「松本竣介 街と人 —冴えた視線で描く—」
会期:2025年1月4日(土)〜4月6日(日) 会期中に一部展示替えあり
会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
住所:京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(1月13日(月・祝)、2月24日(月・振)、3月24日(月)・31日(月)は開館)、1月14日(火)、2月25日(火)
入館料:一般 1,200円(1,100円)、高校・大学生 500円(400円)、中学生以下 無料
※障害者手帳・ミライロIDの所持者は300円
※( )内は20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
アサヒグループ大山崎山荘美術館
TEL:075-957-3123(総合案内)