大阪メトロ(Osaka Metro)中央線は、「(仮称)森之宮新駅」を2028年春に開業予定。
大阪・関西万博の開催に伴って新設された大阪メトロ中央線の新駅「夢洲駅」を中央線の西の拠点とすると、大阪城東部に位置し、まちづくり開発の計画が進む森之宮は中央線の東の拠点となる。
しかし、大学などの開発が進む一方で、アクセス性や交通環境には改善の余地があることから、「(仮称)森之宮新駅」の計画に至った。「(仮称)森之宮新駅」は、大阪メトロが保有する森之宮検車場内に新設。アクセス性を向上するとともに、大阪城公園に隣接した開発エリアのポテンシャルを高める狙いだ。
「(仮称)森之宮新駅」は大阪城東部地区まちづくりの1.5期開発に合わせて2028年春の開業を計画。路線は、既存の中央線森ノ宮駅から「(仮称)森之宮新駅」までの区間が延長されることとなる。また、「(仮称)森之宮新駅」の駅舎は、球体が浮かび上がってくるような独創的なデザインを計画している。
「(仮称)森之宮新駅」の開業に伴い、エリアのにぎわいを促進する駅ビルの整備も計画。また、駅前には1万人以上の収容人数を想定し、コンサートやスポーツなどに使用できるアリーナ・ホール等の大規模集客施設の建設が検討されている。
さらに、鉄道、バスなど様々な交通を結ぶ交通結節点となる交通広場として、ロータリーを整備。加えて、憩いの場となる人を中心とした広場も設置する見通しだ。
加えて、近隣に開設予定の大阪公立大学キャンパスから新駅、駅ビル、アリーナ・ホール、第二寝屋川に面した水辺の歩行者空間、そして大阪城公園駅を連結する歩行者デッキや空間など、バリアフリーの歩行者ネットワークも整備される予定となっている。
【詳細】
(仮称)森之宮新駅
開業時期:2028年春(予定)
住所:大阪府大阪市城東区森之宮1丁目6番地先
路線延長:1.1営業キロメートル(中央線 森ノ宮駅~(仮称)森之宮新駅に至る区間)