大阪の山王美術館では、展覧会「山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展」を、2025年3月1日(土)から7月31日(木)まで開催する。
20世紀前半、ふたつの世界大戦のはざまの時期、芸術の都・パリには、世界各地から多くの芸術家が集まった。このうち、「エコール・ド・パリ」と呼ばれる芸術家たちは、当時の新しい芸術動向に刺激を受けつつ、自身の表現を模索していった。こうしたエコール・ド・パリの芸術家の例として、日本の藤田嗣治や、イタリアのアメデオ・モディリアーニなどを挙げることができる。
「山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展」は、山王美術館の所蔵作品を、エコール・ド・パリに着目して紹介する展覧会。藤田嗣治やモディリアーニをはじめ、マリー・ローランサン、モーリス・ユトリロなど、約30点を紹介する。
とりわけ、本展では、山王美術館が近年収蔵した作品を初公開。藤田嗣治の《二人の女性と船員》、ローランサンの《真珠で装うエヴァリン》、ユトリロの《サン=リュスティック通り(モンマルトル)》、モディリアーニの《ほくろのある女性》など、12点が初公開となる。
展覧会「山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展」
会期:2025年3月1日(土)〜7月31日(木)
会場:山王美術館
住所:大阪府大阪市中央区城見2-2-27
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火・水曜日(4月29日(火・祝)、5月6日(火・振)は開館)
入館料:一般 1,300円、高校・大学生 800円、中学生以下 500円(保護者同伴にかぎり2名まで無料)
【問い合わせ先】
山王美術館
TEL:06-6942-1117