東京・田端にあるWISH LESS galleryにて、イギリス人グラフィティアーティスト、ヴィニー・ナイロンの日本初となる個展「ナイロンアトロニック」が開催。期間は、2015年3月21日(土)から4月19日(日)まで。
ヴィニー・ナイロンは、幼少期に体験した平和運動やパンク、スケーター文化の影響を受けたグラフィティアートを生み出す。作品のテーマは、“収集”へのこだわり。1950~60年代製のバッジ、アニメーション、おもちゃ、広告物などに注目し、ビニール人形や広告マスコットが登場する物語を描く。
作品に登場する、彼が創作したキャラクターは、どこかで見たことのある馴染みのあるものばかり。消費文化の象徴的アイコンを独自の解釈で歪ませ、新たなキャラクターへと昇華させることで、大衆化された唯一の存在をヴィニーの物語の主役にしてしまう。
本展では、新作を中心に紹介。古き良き時代と新しい感覚をリミックスさせた、ポップで懐かしいヴィニーの作品群をぜひ観てほしい。
■ヴィニー・ナイロン
イギリス出身。アーティスト。
フリーハンドで描かれるストイックなラインを駆使し、ポップでノスタルジックな作品を発表。80年代初頭のイギリスで、グラフィティアートをいち早く始め、バンクシーなど多くのアーティストに影響を与えた。ビンテージグッズ収集家でもあり、50~60年代の古い人形やおもちゃなどをモチーフに起用。ブランドや企業とのコラボレーションプロジェクトなどにも積極的に行う。2012年、ロンドンのギャラリーHighRoller Societyにて個展を開催。
【イベント詳細】
ヴィニー・ナイロン個展「ナイロンアトロニック」
開催期間:2015年3月21日(土)~4月19日(日)
時間:水~金 16:00~21:00、土、日 12:00~19:00
休館日:月、火
会場:WISH LESS gallery
住所:東京都北区田端5-12-10