タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)は2月25日(土)~3月24日(土)の期間、アムステルダムを拠点に活躍するマライケ・ファンヴァルメルダムの個展を開催する。ファンヴァルメルダムの出展作「Face to face」は、コンゴウインコの群れが一本の木の周りを飛び、まるで鳥たちがこの木に強く惹きつけられているかのよう。
Marijke van Warmerdam “Face to face”, 2011 Film still Courtesy of Taka Ishii Gallery
さらに、作品「Face to face」に加え、映像のスチル画像をキャンバスにプリントした、一連のペインティング作品を展示する。彼女のループ映像作品群の特徴であるそぎ落とされたビジュアル、速度、反復とその明快さは、これらのペインティング作品にも共通するものだ。
第四回恵比寿映像祭「映像のフィジカル」にも参加しているファンヴァルメルダムの明快かつ透明感溢れる世界観に触れてみては。
【アーティスト情報】
マライケ・ファンヴァルメルダム (Marijke van Warmerdam)
1959年にオランダで生まれたマライケ・ファンヴァルメルダムはアムステルダムを拠点に活動し、ここ数年はカールスルーエでも活動している。彼女の作品はこれまでシドニー、ベルリン、光州、ヴェネツィアなどの国際的なビエンナーレにおいて紹介され、1997年にはカッセルでのドクメンタXに参加した。またファン・アッベ市立美術館(アイントホーフェン)、ミグロス美術館(チューリッヒ)、ボストン現代美術館、アントワープ現代美術館、マルセイユ現代美術館、フルーツマーケット・ギャラリー(エジンバラ)、アイコン・ギャラリー(バーミンガム)にて回顧展が開催されている。日本国内では、現代美術センター・CCA北九州(1999年、2002年、2005年)、京都国立近代美術館(2000年)、東京都現代美術館(2007年)などで作品を展示。また、現在ロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館にて開催中の個展「Marijke van Warmerdam - Close by in the distance」は、Serralves Museum(ポルト)とKunsthalle Düsseldorf(デュッセルドルフ)への巡回が予定されている。
【展覧会詳細】
マライケ・ファンヴァルメルダム「Haru」
会期 : 2012年2月25日(土)~3月24日(土)
会場 : タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)
住所 : 〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2 5F
営業時間:12:00~19:00
定休日:日・月・祝祭日
URL :www.takaishiigallery.com
第四回恵比寿映像祭「映像のフィジカル」は2012年2月10日(金)から26日(日)まで開催中
URL : www.yebizo.com