映画『ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪』が、2018年9月8日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開となる。
イタリア・ベネチアは“水の都”として有名であるが、同時にアートの都としても知られている。そのベネチアにある美術館「ペギー・グッゲンハイム・コレクション」は、個人のものとしては質、量ともに世界最大級のコレクションを有する。
「ペギー・グッゲンハイム・コレクション」をベネチアに建てた、アメリカの現代美術コレクターであるペギー・グッゲンハイム。彼女が20代の頃、伝統と格式だらけの世界から逃れるため、開放的な雰囲気に溢れるパリに単身渡欧。当時まだ勝ちを認められていなかったシュルレアリスムや抽象絵画の革命的な表現に出会い、コレクターとして、また伝説のパトロネスとして大きな影響力を持ち、生涯にわたって数多くの作品を収集した。
ペギーのコレクションの中には、サルバドール・ダリ、パブロ・ピカソといった20世紀を代表する画家の作品が数多く存在。“現代アートの革命児”とも呼ばれたジャクソン・ポロックに関しては、ペギー・グッゲンハイムが才能を見出し支援することで、成功へと導いたとされているほど。
映画『ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪』では、ペギー生前に収録されたインタビューに基づき、彼女の人生を探る。ダリ、ジャコメッティ、モンドリアン、ポロックなど、20世紀美術の綺羅星のような芸術家たちに加え、ガゴシアンやアブラモヴィッチといった現代アート界の大物も続々登場。
アートに造詣が深いが「収集作品より恋人の方が多かった」「女性の自由と権利の荒れた見本」などと言われるほど、女性として自由な時間を過ごしたペギー。華麗な恋愛遍歴とともにアート界の伝説を生んだ彼女の痛快な一生に迫る。
映画『ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪』
公開時期:2018年9月8日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
2015年/アメリカ/96分/カラー/DCP/原題:PEGGY GUGGENHEIM ART ADDICT
監督:リサ・インモルディーノ・ヴリーランド(『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ(2011)』)
製作:スタンリー・バックタール、デイビッド・コー、ダン・ブラウン、リサ・インモルディーノ・ヴリーランド
編集:バーナディン・コーリッシュ、ジェッド・パーカー
配給:SDP 宣伝:プレイタイム