漫画家・世紀末の漫画『殺さない彼と死なない彼女』が実写映画化。間宮祥太朗と桜井日奈子をW主演に迎え、2019年11月15日(金)に全国の劇場で公開される。
原作は、SNSに投稿した4コマ漫画で話題となったSNS漫画家・世紀末の処女作『殺さない彼と死なない彼女』。自分が可愛いことを自認し、周囲から愛を求め続ける「きゃぴ子」、恋愛に無関心な草食男子・八千代くんに何度フラれても告白し続ける「君が代ちゃん」、そして、キレやすいツンデレ系彼氏と心優しいネガティブ女子「殺さない彼と死なない彼女」の3つの物語で構成される連作4コマ漫画だ。
登場するキャラクターたちは一見「変わり者」のようでいて、実はだれの心にも潜んでいる衝動の代弁者。だれもが生まれもつ心の“やわらかい”部分を、思わずクスリと笑ってしまう愛嬌あるキャラクターと、核心を突きながらも温かいメッセージで表現したことで、SNSを飛び出して男女問わずに支持を得ている。
今回は、『殺さない彼と死なない彼女』に登場する“殺さない彼”小坂れいと、“死なない彼女”鹿野ななを物語を中心とした青春劇として実写映画化。原作のメインキャラクターであるきゃぴ子と地味子、君が代ちゃんと八千代くん、キーパーソンであるイケメンくんとサイコキラーくんも登場する。
退屈な日々を過ごす小坂れい。ある日、小坂はクラスメイトの⿅野ななが教室で殺されたハチの死骸を埋葬しているのを見て彼女に興味を持つ。虫のの命を⼤切に扱う心優しい一面を持ちながら、ネガティブな言動で周囲から孤⽴する鹿野なな。「ハチの埋葬」をきっかけに、二人は一緒にいることがあたりまえになっていくのだが......。
小坂れい役(間宮祥太朗)
何に対しても興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校三年。ある日、死んだ蜂を花壇に埋めようとする同級生・鹿野の行動を見て、彼女に興味を持つようになる。間宮祥太朗は『高台家の人々』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『帝一の國』など、人気コミックの実写版で個性豊かなキャラクターを見事に演じ分け、その存在感と演技力で高く評価されている。
鹿野なな役(桜井日奈子)
リストカット常習者で“死にたがり”。学校内でも変人扱いで孤立している。周囲からは奇行扱いされるが、死んだ蜂を花壇に埋めるなど、根は心優しい女子高生。演じる桜井日奈子は、映画『ママレード・ボーイ』で初主演を果たし、続く『ういらぶ。』でもヒロインを務めている。
今回W主演を務める間宮祥太郎&桜井日奈子にインタビューを実施。演じた鹿野と小坂と2人の共通点や、自身の学生時代について語ってもらった。
きゃぴ子役(堀田真由)
自分の可愛さを自覚し、周囲からの愛を求め続ける“孤独を抱える達観したぶりっ⼦”。プレイガールで複数の恋人がいるが、ひとりの恋人が自分のことを“好き”と言ってくれないと悩んでしまう。親友・地味子が良き相談相手。
地味子役(恒松祐里)
きゃぴ子の幼馴染であり親友。時に厳しくも、自分と対照的な存在であるきゃぴ子に寄り添い、失恋し落ち込んでいる彼女を励ますなど温かく見守る。物静かな印象とは裏腹に、男前な一面を見せる瞬間も。
撫子役(箭内夢菜)
原作では君が代ちゃん。好きな男の子・八千代に何度フラれても毎日日課のように告白し続ける天真爛漫な少女。告白し続ける理由として“自分が好きということを伝えたいだけ”だと話し、所構わず八千代に自分の愛を伝え続ける。