山種美術館は、「【山種美術館 広尾開館10周年記念特別展】花・Flower・華 ―四季を彩る―」を開催する。会期は、2019年4月6日(土)から6月2日(日)まで。

特別展「花・Flower・華 ―四季を彩る―」

春夏秋冬で多彩な表情をみせる花は、古くから日本人の心を魅了し、季節を象徴するモチーフとして詩歌や文学、絵画の中に描き継がれてきた。特別展「花・Flower・華 ―四季を彩る―」では、江戸から近代・現代まで、時代を代表する画家によって描かれた花々を“春夏秋冬”の順に展示。また、花言葉や花の特徴、作品や花への想いを語った画家の言葉などを交えて、花の絵画の魅力を様々な視点から紹介していく。

展覧会のみどころ

江戸時代から近代・現代までの名作が集結

江戸時代の琳派の絵師・酒井抱一をはじめ、近代・現代を代表する横山大観、菱田春草、上村松園、小林古径、梅原龍三郎、山口蓬春、加山又造など、名だたる画家たちによる花の絵画約60点が集結。

会場が四季の花々でいっぱいに

四季の花をテーマとして、梅、桜、牡丹、百合、朝顔、菊、水仙、椿など、各季節を代表する花々が描かかれた絵画を多数展示。花の絵によって会場全体が満開に。

江戸時代の琳派の絵師・酒井抱一が月夜の梅を描いた《月梅図》や、瑠璃鶲(るりびたき)という鳥とともに菊を描いた《菊小禽図》、雨上がりの紫陽花を描いた山口蓬春の《梅雨晴》といった作品は、季節特有の自然美を捉えた花の姿を鑑賞できる。

「花と人」に焦点を当てた小特集も

花は、物語絵や風俗画、歴史画などにおいて人物とともに描かれてきた。桜を愛でる女性像を描いた上村松園の《桜可里》をはじめ、菱田春草、伊東深水らの「花と人」を表現した作品は小特集として展示される。

詳細

【山種美術館 広尾開館10周年記念特別展】花・Flower・華 ―四季を彩る―
開催期間：2019年4月6日(土)～6月2日(日)
会場：山種美術館
住所：東京都渋谷区広尾3-12-36
開館時間：10:00～17:00(入館は16:30まで)
休館日：月曜日
※但し､4月29日(月)､4月30日(火)､5月6日(月)は開館､5月7日(火)は休館
入館料：一般 1,200円(1,000円)/大高生 900円(800円)/中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金､および前売り料金。
※障がい者手帳､被爆者健康手帳をご提示の方､およびその介助者(1名)は無料。
※きもの割引：会期中、きもの着用の来館者は団体割引料金を適用。
※リピーター割引：本展使用済入場券(有料)の提出で､会期中入館料が団体割引料金となる｡(1枚につき1名1回限り有効)
※複数の割引の併用は不可。
※出品内容には変更が入る場合あり。
※文中の作品は全て山種美術館蔵。

【問い合わせ先】
TEL：03-5777-8600(ハローダイヤル、受付時間：8:00～22:00)