「高輪ゲートウェイシティ」内のちょうど中央付近、泉岳寺駅に隣接する「ザ リンクピラー ツー」は、地上31階・地下5階の大規模複合棟。ビジネスワーカーの街のくらしを支える商業店舗などが揃うほか、鉄道開業や日本の近代化の歴史を紹介する「(仮称)築堤ギャラリー」も開設される。
「ザ リンクピラー ツー」の 2~3階に2026年春開業予定の「ニュウマン高輪 ミムレ」は、日本発の食文化にフォーカスした約20店舗が軒を連ねるという。ビールやコーヒー、チョコレート、ジェラートなどのオープンファクトリーも併設予定で、ここでしか味わえない食体験を提供する。
「ザ リンクピラー ツー」の隣に建つ「複合文化施設「モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ(MoN Takanawa: The Museum of Narratives)」は、2026年春に開業予定。「高輪ゲートウェイシティ」の文化のシンボルとなるスポットだ。
展覧会会場やライブ・パフォーマンスを楽しめるシアター施設、“和”のイベントを開催する畳スペースなどを備え、6階には月見テラスや足湯もオープンするなど、新たなお出かけスポットとなる見通しだ。
高輪ゲートウェイ駅構内には、「高輪ゲートウェイシティ」のまちびらきに伴い、新たに南改札を設置し“エキナカ エンターテインメント”をコンセプトとする「エキ パーク(Eki Park)」を展開。まちびらきとあわせ、2025年3月27日(木)より改札内にカフェ1店舗、改札外に3店舗の新店舗がオープンする。
南改札を出て3階に上がると目に入るのは、工房一体型のテイクアウトシュークリーム専門店「メゾン クラシック ファクトリー(MAISON CLASSIC FACTORY)」。工房はガラス張りとなっており、シュークリームの製造工程を直接見ることができる。目の前でキャラメリゼして仕上げる看板商品「ブリュレシュークリーム」をはじめ、サクッと食感のシュークリームやザクザクとしたサブレ生地を用いたシュークリームなど、様々な食感のシュークリームを販売する。
また、「メゾン クラシック ファクトリー」の隣には開放的なティーサロン&バーラウンジ「メゾン クラシック サロン(MAISON CLASSIC SALON)」がオープン。昼は焼きたてのジャーマンパンケーキや紅茶を味わうティーサロンとして、夜はオリジナルカクテルやオリジナルジンを提供するバーラウンジとして営業する。
改札外には、「イベントスペース マチアイ」も登場。日本各地のご当地商品を楽しめる期間限定ショップなど、体験型イベントを定期的に行うスぺースとなる。
オープン日の3月27日(木)から5月6日(火・休)にかけては、イートインスペースを併設したカフェバル形式のイベント「高輪ゲートウェイ駅からマチあるき マチアイカフェバル」を開催。白金のガスタ(GAZTA)や北品川のボブベーグル(bob bagel)など、高輪ゲートウェイ駅周辺エリアのショップが販売するベーカリーやスイーツ、港区醸造の日本酒などを販売する。購入した商品はイートインスペースですぐに味わうことができるのが嬉しいポイントだ。
また、「高輪ゲートウェイシティ」には、“都内最大級”となる約4haの公共空間が誕生。東海道五十三次から着想を得た「53 Playable Park」をコンセプトに、多様な広場や通りを整備する。
「ゲートウェイパーク」を中心に、「ザ リンクピラー ワン」、「ザ リンクピラー ツー」を通り抜ける「新東海道」が「高輪ゲートウェイシティ」を1本貫くストリートとして誕生。また、「高輪辻広場」や「泉岳寺辻広場」といった広場が「高輪リンクライン」で連結される。それぞれの広場空間は緑で彩られ、四季を感じられる空間となる。
「ゲートウェイパーク」では、かつて人々や船の集う港であった高輪の昔の情景に思いを馳せ、夜景を華やかに彩る照明や季節に連動した噴水ショーを実施。建物を“帆船”に見立てた光の演出や、躍動感あふれる水景ショーを楽しめる。
日本初の鉄道の開業に際して作られた高輪築堤(たかなわちくてい)の歴史をリアルに感じられる「高輪リンクライン」を整備。高輪築堤の特徴である海側と山側の石積みを再現し、開業期の鉄道が走ったライン上にレールを埋込むなどして、高輪築堤を眺めることのできる広場を設ける。各施設や公園から見下ろしたり、公園地下の回廊から見上げて眺めたりと、訪れる人の憩いの場となりそうだ。