六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2013」が、2013年3月23日(土)10時から24日(日)の18時まで、オールナイトで開催。今回で4回目となる六本木アートナイト。
この一夜は日没から日の出まで、六本木のどこを歩いてもアートにぶつかる仕掛けが街中に散りばめられている。しかもただ眺めるだけではなく、実際にアートに触れて、参加して、またアーティストと来場者が交流することができたりと、エンターテイメント満載。新感覚の参加型アートイベントにして、日本で最大級のアートのお祭りだ。
会場構成には若手建築家ユニット、マウントフジアーキテクツスタジオを起用。従来のブース型展示とは異なる自由なスペースで、活躍中のギャラリストやアーティストとの対話を楽しめる。
『TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。』をテーマに、アーティスティックディレクター日比野克彦の指令を受けたアーティストやクリエイターが六本木の街に大結集する。コアタイムを23日17時55分の「日没]から明朝24日5時39分の「日の出」設定。
アクティビスト・日比野の東北への想いを形にした作品を起点に、日比野と気鋭の作家たちによるコラボレーション「アートブネ」が展示され、また回遊するなどして、六本木の各所に登場する。
Yayoi Kusama《Flowers That Bloom Tomorrow 》2010
F.R.P., metal, urethane paint 190x165x180cm Courtesy Victoria Miro, London and Ota Fine Arts, Tokyo
©Yayoi Kusama Photography ©Stephen White
またその期間中、東京ミッドタウン・ホールで開催される「G-tokyo 2013」では、今なお革新的に創作活動を続ける草間彌生の大型立体作品も国内フェアでは初めて披露される。
他にも今回の展示のために特別制作された新作をはじめ、数多くの価値ある作品がそろう。今年初出展となる画廊、タケニナガワからは、昨年ヒューゴ・ボス賞を受賞したベトナム生まれのアーティスト、Dan Vo(ダン・フォー)、TARO NASUからはMatthew Darbyshire(マシュー・ダービシャー)の新作、名和晃平の注目の新作などが出展。
■次のページでは、会場別に六本木アートナイトの見どころを紹介!