展覧会「倉重光則+天野純治展 ミニマリズムのゆくえ」が、横須賀美術館にて、2020年11月14日(土)から12月25日(金)まで開催される。
「倉重光則+天野純治展 ミニマリズムのゆくえ」は、形態の単純化や物体の直接的な現前を志向するミニマリズムから出発した2人の現代美術家、倉重光則と天野純治を取り上げ、近作や新作を中心に紹介する展覧会だ。
倉重光則は、1960年代からパフォーマンスや写真、映像など、多岐にわたる表現を手掛けてきた。とりわけ、ものを「見せる」と同時に、そのまばゆい輝きでもってものを「消す」という〈光〉の性質に着目し、蛍光管やネオン管を使用したインスタレーション作品を発表している。
本展に出品予定である、鉄板をトンネル状に組み合わせた作品《ガス上の不確定性正方形》では、実際に目の前のものを消す〈光〉の作用を体験することができる。また、会期中、前庭に広がる「海の広場」には、野外インスタレーション作品も設置予定。昼と夜、波や風の音など、刻一刻と移り変わる自然環境に呼応するような鑑賞体験を楽しめるだろう。
一方で天野純治は、視覚的な“色彩”がもつ物質性を探求する作品を制作している。本展では、1990年代後半の鉛を用いた平面作品の代表作に加えて、アクリルや顔料の層を重ねる技法で制作した「field of water」などの近作・新作を展示する。
展覧会「倉重光則+天野純治展 ミニマリズムのゆくえ」
会期:2020年11月14日(土)〜12月25日(金)
会場:横須賀美術館
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間:10:00〜18:00
休館日:12月7日(月)
観覧料:一般 1,000円(800円)、高大生、65歳以上 800円(640円)
※( )内は20人以上の団体料金
※高校生(市内在住または在学に限る)は無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の所持者と付添1名は無料
※所蔵品展および谷内六郎館も観覧可
【問い合わせ先】
横須賀美術館
TEL:046-845-1211