大阪中之島美術館では、開館記念「Hello! Super Collection 超コレクション展 ─99のものがたり─」を、2022年2月2日(水)から3月21日(月・祝)まで開催する。
2022年2月、大阪・中之島に開館する大阪中之島美術館。その開館を記念して開催される展覧会「Hello! Super Collection 超コレクション展 ─99のものがたり─」では、「大阪と世界の近代・現代美術」をテーマとする6,000点超のコレクションから、代表的な作品を約400点選んで公開する。
大阪中之島美術館のコレクションは、1983年、希代のコレクター山本發次郎(やまもと はつじろう)から寄贈された作品約580点から出発した。本展では、自らの審美眼にかなうもののみを徹底的に蒐集(しゅうしゅう)した山本の旧蔵品を一挙公開。美術館のコレクションを代表する佐伯祐三をはじめ、高僧の墨蹟やインドネシアの染織などを目にすることができる。
大阪中之島美術館のコレクションの中核をなすのが、西洋の近代・現代美術である。本展では、フォーヴィスム、 シュルレアリスム(超現実主義)、未来派、抽象表現主義、ミニマリスムなど、20世紀美術の名作を展示。アメデオ・モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》やアルベルト・ジャコメッティ《鼻》、ルネ・マグリット《レディ・メイドの花束》などに加え、マーク・ロスコやジャン=ミシェル・バスキアなどニューヨーク・アートシーンの作品も紹介する。
さらに会場では、グラフィック作品や家具作品など約200点を展示し、アール・ヌーヴォー、ウィーン・ゼセッション、バウハウス、北欧デザイン、そしてポストモダンのデザインに至るまで、19世紀後半から1980年代までのデザイン史を紹介。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやアルフォンス・ミュシャのポスターに加え、赤いバラを閉じ込めた椅子《ミス・ブランチ》など倉俣史朗の家具も6点出品される。
なお、本展では、収蔵に至るまでやその後の展示活動のなかで紡がれてきた、作品にまつわる99の物語もあわせて紹介する。
開館記念「Hello! Super Collection 超コレクション展 ─99のものがたり─」
会期:2022年2月2日(水)〜3月21日(月・祝)
会場:大阪中之島美術館 4・5階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
開館時間:10:00 - 17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(3月21日(月・祝)のぞく)
※臨時休館の場合あり
観覧料:一般 1,500円(1,300円)、高大生 1,100円(900円)
※日時指定事前予約優先制
※( )内は20名以上の団体料金
※詳細は美術館公式ホームページを確認のこと