伊庭靖子の個展が、京都のイムラアートギャラリー(imura art gallery)にて、2022年12月2日(金)から23日(金)まで開催される。
1967年京都生まれの伊庭靖子は、1990年代半ばに油彩画に取り組み始めて以来、艶やかな器や風合いのある寝具など、人びとの日常に存在するモチーフを描き続けてきた。その絵画は、伊庭自身が撮影した写真に基づきつつも、レンズを通して捉えた世界の写実的な再現にはとどまらず、被写体を包みこむ光や空気といった「質感」を捉えている。そのため画面内には、写真が有する透明感や軽快さばかりでなく、モチーフそのものの色彩、そしてそれらを照らす繊細な光が柔らかく溶けあっている。
伊庭はこれまで、主に静物を題材に絵画を手がけてきたものの、近年は風景や空間へとその関心を向けている。イムラアートギャラリーで開催される約13年ぶりの個展となる本展では、《Untitled 2022-07》など、風景を描いた新作など約5点の作品を紹介する。
「伊庭靖子展」
会期:2022年12月2日(金)〜23日(金)
会場:イムラアートギャラリー(imura art gallery)
住所:京都府京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31
開廊時間:12:00〜18:00
休廊日:日曜日、月曜日、祝日
観覧料:無料
【問い合わせ先】
イムラアートギャラリー
TEL:075-761-7372