特別展「愛のヴィクトリアン・ジュエリー 〜華麗なる英国のライフスタイル〜」が、東京・虎ノ門の大倉集古館にて、2023年4月4日(火)から6月25日(日)まで開催される。八王子市夢美術館などでも開催された巡回展だ。
1837年、18歳のヴィクトリア女王が大英帝国の王位を継承した。64年にわたるヴィクトリア女王統治下の大英帝国は「ヴィクトリア時代」と呼ばれ、植民地を世界各地に築き、圧倒的な工業力と軍事力を背景に絶頂を極めている。
特別展「愛のヴィクトリアン・ジュエリー 〜華麗なる英国のライフスタイル〜」では、栄華を極めたヴィクトリア時代に着目し、ヨーロッパのアンティークジュエリーを紹介。また、イギリスの上流階級の生活を彩った銀食器、ドレスやレースなども展示する。
ヴィクトリア時代には、さまざまな素材やデザイン、技法によって、質・量ともに従来を超える装身具が作られた。なかでも、ヴィクトリア女王が好んだ宝石やデザインは人気を集め、ヴィクトリアン・ジュエリーを特徴付けるものとなっている。本展では、19世紀ヨーロッパにおける多彩なジュエリーを、素材ごとに紹介する。
また、ダイアナ元妃のリングをはじめ、英国王室にまつわるジュエリーのほか、著名なコレクターのアンティークジュエリーも目にすることができる。
本展では、アフタヌーンティーの文化にも着目。喫茶の習慣は、すでに17世紀には宮廷に広まっていたものの、マナーにしたがってセレモニーとして行われるようになったのは、ヴィクトリア時代のことである。アフタヌーンティーは上流階級の重要な社交の場となるばかりでなく、そこで用いられる銀の茶道具一式もまたステイタスシンボルとなった。会場では、銀器やカップ&ソーサーなど、アフタヌーンティーにまつわる品々も展示する。
特別展「愛のヴィクトリアン・ジュエリー 〜華麗なる英国のライフスタイル〜」
会期:2023年4月4日(火)〜6月25日(日)
会場:大倉集古館
住所:東京都港区虎ノ門2-10-3 (The Okura Tokyo前)
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
入館料:一般 1,300円、高校・大学生 1,000円、中学生以下 無料
※20名以上の団体は100円引き
※障がい者手帳や被爆者手帳の提示者および同伴者1名は無料
※同会期中のリピーターは200円引き
※内容は変更となる場合あり(最新情報については美術館ウェブサイトを確認のこと)
【問い合わせ先】
大倉集古館
TEL:03-5575-5711