ニューヨークで救急救命士として働くキャシー・ウェブ(後のマダム・ウェブ)は、一人でも多くの命を救うため日々奮闘していた。ある時、救命活動中に生死を彷徨う大事故に巻き込まれてしまう。それ以来、キャシーはデジャブのような奇妙な体験を重ねるのだった。自分に何が起きているのか戸惑うキャシーだったが、偶然にも出会った3人の少女たちが、黒いマスクの男に殺される悪夢のようなビジョンを見てしまう。 それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けることを決意。未来が見えるという不思議な力を使い何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる 。男の目的は一体?なぜ執拗に少女たちを追うのか?やがて明らかになる、少女たちの使命 とキャシーの能力の秘密。少女たちを守る先に、彼女が救うことになる 未来 の正体とは?
映画『マダム・ウェブ』の主人公は、原作コミックで未来予知やテレパシーでスパイダーマンを救う重要なキャラクターであるマダム・ウェブ。作中では、そんなマダム・ウェブ誕生の物語を描く。生死を彷徨う事故をきっかけに、未来予知の能力を手にしたのちのマダム・ウェブで救命士のキャシーが、自らの出生の秘密と共に壮大な運命の糸に結びついてゆく、本格ミステリー・サスペンスとなっている。監督は、『マーベル/ジェシカ・ジョーンズ』や『コラテラル 真実の行方』を手掛けたS・J・クラーソンが務め、主人公のマダム・ウェブはダコタ・ジョンソンが演じる。