福岡の久留米市美術館では、展覧会「コレクションing4 野見山暁治の見た100年」を、2023年4月22日(土)から6月4日(日)まで開催する。

野見山暁治を軸に洋画の展開を紹介

久留米市美術館の所蔵作品を紹介する展覧会「コレクションing」。第4弾となる今回は、1920年福岡県飯塚市に生まれ、今なお制作活動を続ける画家・野見山暁治(のみやま ぎょうじ)を軸に取り上げる。

1920年に生まれた野見山は、38年に東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学するも、第二次世界大戦のため繰り上げ卒業。終戦後は福岡や東京を拠点に活動を行い、52年より12年間のパリ生活を経て、帰国後は東京藝術大学で教鞭を執った。

展覧会「コレクションing4 野見山暁治の見た100年」は、2021年度に寄贈を受けた8点を含む野見山の作品を中心に構成。《朝の景色》や《顔》といった野見山の作品ばかりでなく、坂本繁二郎や香月泰男など、新たに久留米市美術館のコレクションに加わった作品を目にすることができる。

他館の所蔵作品を加えた約90点を紹介する本展では、《冬枯れ》や《蔵王》、《これだけの一日》などの作品とともに、野見山の画業を紹介。また、藤島武二や岡田三郎助など、野見山が出会った人びとや同時代の画家による作品を、交流のエピソードを交えつつ紹介し、日本の洋画の展開をたどってゆく。

展覧会概要

展覧会「コレクションing4 野見山暁治の見た100年」
会期：2023年4月22日(土)〜6月4日(日)
会場：久留米市美術館 本館2階
住所：福岡県久留米市野中町1015
開館時間：10:00 〜17:00
※5月13日(土)は19:30まで開館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日：月曜日
観覧料：一般 700円(500円)、大学生・シニア(65歳以上) 400円(200円)、高校生以下 無料
※( )内は15名以上の団体料金
※障害者手帳の提示者本人および介護者1名は無料
※上記料金で石橋正二郎記念館も観覧可

【問い合わせ先】
久留米市美術館
TEL：0942-39-1131