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戦後の洋画家・香月泰男の展覧会が山口県立美術館で - 代表作「シベリア・シリーズ」全57点を一挙公開

山口県立美術館では、開館45周年を記念した特別展「没後50年 香月泰男のシベリア・シリーズ」を、2024年7月4日(木)から8月25日(日)まで開催する。

香月泰男「シベリア・シリーズ」の軌跡

香月泰男 《青の太陽》 1969年 油彩・方解末・木炭/カンヴァス 山口県立美術館蔵
香月泰男 《青の太陽》 1969年 油彩・方解末・木炭/カンヴァス 山口県立美術館蔵

香月泰男(かづき やすお)は、太平洋戦争への従軍と戦後のシベリア抑留の体験を描いた「シベリア・シリーズ」で知られる、戦後を代表する洋画家のひとりだ。特別展「没後50年 香月泰男のシベリア・シリーズ」では、代表作「シベリア・シリーズ」全57点を一挙公開し、その軌跡をたどってゆく。

香月泰男 《埋葬》 1948年 油彩/カンヴァス 山口県立美術館蔵
香月泰男 《埋葬》 1948年 油彩/カンヴァス 山口県立美術館蔵

1911年山口に生まれた香月は、東京美術学校で油彩画を学び、卒業後は美術教員の傍ら作品を発表。しかし、1943年からは太平洋戦争に従軍し、戦後は1947年までシベリアに抑留されることになった。

香月泰男 《北へ西へ》 1959年 油彩・方解末・木炭/カンヴァス 山口県立美術館蔵
香月泰男 《北へ西へ》 1959年 油彩・方解末・木炭/カンヴァス 山口県立美術館蔵

復員後の香月は、シベリア抑留という自身の過酷な経験をもとに、「シベリア・シリーズ」を手がけていった。1974年に香月が急逝するまで描き継がれた同シリーズには、黒と黄褐色を中心とする重厚な画面に、極限状態の苦痛、 鎮魂と望郷の思いが表現されている。本展は、《北へ西へ》や《青の太陽》など、「シベリア・シリーズ」全57点を目にすることができる機会となる。

展覧会概要

山口県立美術館開館45周年記念
特別展「没後50年 香月泰男のシベリア・シリーズ」
会期:2024年7月4日(木)〜8月25日(日)
会場:山口県立美術館
住所:山口県山口市亀山町3-1
開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月5日(月)・12日(月・振)は開館)
観覧料:一般 1,200円(1,000円)、学生・70歳以上 1,000円(800円)
※( )内は、前売、オンラインチケットおよび20名以上の団体料金
※高等学校、中等教育学校、特別支援学校の在籍者などは無料
※障害者手帳などの持参者および介護者1名は無料

【問い合わせ先】
山口県立美術館
TEL:083-925-7788

Photos(3枚)

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