書籍『名画のコスチューム 拡大でみる60の職業小事典』が、2023年5月25日(木)より全国書店などにて発売される。
『名画のコスチューム 拡大でみる60の職業小事典 』は、“職業”にまつわる60の名画を集めた書籍。「お針子」や「踊り子」「執事」など、働く人の衣装に着目し、その背景にある服飾文化を解説する。
たとえば、ジョン・エヴァレット・ミレイの絵画《初めての説教》に描かれるミレイの当時5歳の娘エフィーの赤いマントに注目したページでは、ヴィクトリア朝のイギリスで流行した子どもの仮装パーティーや、その際赤ずきんのケープが定番衣装だったことを紹介している。
また、ウィンター・ハルター《侍女に囲まれた皇妃ウジェニー》にも着目し、皇妃や侍女たちが当時の流行の最先端であり、パリ・モードの広告塔のような存在だったことについて解説。
さらに、フランス・ハルス《微笑む騎士》に描かれる騎士に関連し、17世紀前半の騎士がエチケットとして白い繊細なレースの襟やカフスを身に着けていたエピソードも登場。知ることで絵画をより楽しめる情報が盛り沢山となっている。
このほか、「居酒屋」や「保育士」「市民」といった身近な存在の服装に関する紹介にも注目だ。
【詳細】
『名画のコスチューム 拡大でみる60の職業小事典』
発売日:2023年5月25日(木)
展開場所:全国書店、ネット書店
著者:内村理奈
価格:3,520円
判型・ページ数:四六判・256ページ、オールカラー
発行:創元社
【問い合わせ先】
TEL:06-6231-9010