東京の板橋区立美術館では、展覧会「歸空庵コレクションによる 洋風画という風 ─近世絵画に根づいたエキゾチズム─」を、2024年5月3日(金・祝)から6月16日(日)まで開催する。
近世の日本絵画では、陰影法や遠近法といった西洋風の技法を取り入れた「洋風画」が描かれた。また、江戸時代の鎖国下では、中国を経由して写実的な画風が日本にもたらされ、これらも洋風画と関わりを持っている。
板橋区立美術館は、洋風画のコレクション「歸空庵(きくうあん)コレクション」の寄託を受けており、そこには近世初期の西洋風俗画や秋田蘭画、司馬江漢(しば こうかん)の名品、大らかで民衆的な作品などが含まれている。
展覧会「歸空庵コレクションによる 洋風画という風 ─近世絵画に根づいたエキゾチズム─」では、「歸空庵コレクション」より、未公開作品を含む選りすぐりの絵画作品を紹介。司馬江漢《西洋風景人物図屏風》や小田野直武《鷺図》、石川孟高《天使図》など、近世絵画に新たな表現をもたらした洋風画を目にすることができる。
展覧会「歸空庵コレクションによる 洋風画という風 ─近世絵画に根づいたエキゾチズム─」
会期:2024年5月3日(金・祝)~6月16日(日)
会場:板橋区立美術館
住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月6日(月・振)は開館)、5月7日(火)
観覧料:無料
【問い合わせ先】
板橋区立美術館
TEL:03-3979-3251