ガンズ監督:私はしばしば日本に来日しております。大変好きな国でして、私の仕事上、日本文化というのはインスピレーションの源になっております。
レア・セドゥ:私も日本に来ることができ、嬉しく思っております。というのも、日本は好きな国だからです。これらかも来る機会があることを願っております。
ガンズ監督:おとぎ話の素晴らしいことろは、いつでもどこでも語っていて楽しいところです。おとぎ話がなぜ人気かというと、誰でも子供の時に聞かせられて、いつ聞いても新しい発見があるということです。そういった普遍性があることから、いつやろうとは考えていませんでした。
レア・セドゥ:私は、ジャン・コクトー版の『美女と野獣』は、小さいことから観ていて、すごく好きでした。ですから、この役のオファーがきたときは、子供の頃からの夢が実現したという気持ちでした。でもこれは難しい役です。というのも、非現実の人物だからです。それから、コクトー版の映画が好きなだけに、何か他のビジョンをもたらしたい、これまでとは違うベルを演じたいという想いがありました。私が意図していたのは、幼い少女たちが自分を投影できるようにしたいと思いました。
ガンズ監督:昨日は時差ボケ解消に費やしたので、あまりエキサイティン グな1日ではなかったのですが、映画『美女と野獣』のプロモーションでまた来日できたことを嬉しく思っております。来日時に一番楽しみにしているのは、巨匠の松本零士さんにお会いすることです。彼はフランスでも本当に大人気なので、楽しみです。
レア・セドゥ:私は数回日本に来る機会があったのですが、これまでなかなか時間がなかったので、瀬戸内海にある直島に行ってみたいですね。
【あらすじ】
バラを盗み、命を差し出せと言われた父の身代わりに、野獣の城に囚われた美しい娘ベル。死を覚悟するも、野獣はディナーを共に するこ と以外、何も強要しない。やがてベルは、野獣の恐ろしい姿の下にある、もう一つの姿に気付き始める。かつてその城で何があったのか、野獣が犯した罪とは? 真実の愛が、隠された秘密を解き明かしていく。
【作品情報】
『美女と野獣』
日本公開日:2014年11月1日(土)
劇場:TOHOシネマズ スカラ座他ほか全国で
監督:クリストフ・ガンズ
キャスト:レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、アンドレ・デュソリエ、エドゥアルド・ノリエガ
配給:ギャガ
提供:アミューズソフトエンタテインメント、ギャガ
上映時間:113分
製作国:仏独合作