展覧会「ひとを描く」が、東京のアーティゾン美術館にて、2024年11月2日(土)から2025年2月9日(日)まで開催される。
「ひとを描く」展は、人物表現に着目する展覧会だ。アーティゾン美術館のコレクションより、古代ギリシア陶器と近代ヨーロッパの絵画作品など85点を紹介する。
古代ローマの大プリニウスが著した百科全書『博物誌』には、人物像にまつわる説話が残されている。つまり、陶器商の娘が旅立つ恋人の姿を残しておくため、壁に影をかたどったというものだ。この物語は、18世紀後半から19世紀初頭にかけて、絵画の起源として言及されていたという。
実際、人物表現は、ヨーロッパ美術において、重要な要素であった。たとえば、エドゥアール・マネやポール・セザンヌの自画像は、自身の技量を示す題材であるとともに、表現を実験する場でもあった。本展では、ピエール=オーギュスト・ルノワールやパブロ・ピカソ、アルベルト・ジャコメッティなど、19世紀から20世紀にかけて活躍した、ヨーロッパの画家による人物画を公開する。
また、会場では、古代ギリシア陶器を一挙公開。《ヘラクレスとケルベロス図》や《男女図》など30点の作品を通して、人物表現の豊かさにふれることができる。
展覧会「ひとを描く」
会期:2024年11月2日(土)〜2025年2月9日(日)
会場:アーティゾン美術館 5階展示室
住所:東京都中央区京橋1-7-2
開館時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00閉館)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(11月4日(月・祝)、1月13日(月・祝)は開館)、11月5日(火)、12月28日(土)〜1月3日(金)、1月14日(火)
観覧料:ウェブ予約チケット 1,200円、窓口販売チケット 1,500円、学生 無料(要ウェブ予約)
※日時指定予約制(9月3日(火)よりウェブ予約開始)
※予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットを販売
※中学生以下はウェブ予約不要
※この料金で同時開催の展覧会をすべて観覧可
■同時開催展
・展覧会「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて」(6階展示室)
・「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエ」(4階展示室)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)