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“モーリス・ドニと日本”を探る展覧会、新潟県立近代美術館で - 大作《バッカス祭》などの名品が一堂に

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企画展「日本が見たドニ|ドニの見た日本」が、新潟県立近代美術館にて、2024年8月27日(火)から10月20日(日)まで開催される。その後、福岡の久留米会場に巡回する。

ドニと日本の関わりに着目する日本初の展覧会

モーリス・ドニ 《若い母》 1919年 国立西洋美術館 松方コレクション
モーリス・ドニ 《若い母》 1919年 国立西洋美術館 松方コレクション

19世紀末のパリでは、若い芸術家たちによって、前衛グループ「ナビ派」が結成された。平坦な色面や大胆な構図、装飾性は、20世紀の絵画の展開を予告するものであったといえる。その中心人物であったモーリス・ドニは、画家ばかりでなく優れた批評家として、近代西洋美術の展開において大きな足跡を残した。

モーリス・ドニ 《ベンガル虎 バッカス祭》 1920年 新潟県立近代美術館・万代島美術館
モーリス・ドニ 《ベンガル虎 バッカス祭》 1920年 新潟県立近代美術館・万代島美術館

ドニは、ナビ派としての活動が沈静化した1900年以降も、アトリエの中にとどまらない活動に取り組んだ。1908年には、ナビ派の学校「アカデミー・ランソン」を開校。また、1913年に竣工したパリ・シャンゼリゼ劇場の天井画をはじめ、壁画装飾に数多く携わっている。さらに、生涯を通じて敬虔なカトリック教徒であったドニは、1919年より、宗教美術の復興にも取り組んだ。

ところで、ドニやナビ派は、日本とも多くの関わりを持っている。ナビ派の結成時期には、のちに「日本洋画の父」と呼ばれた黒田清輝がパリに留学し、同時代の美術の動向を目にすることになる。加えて、ドニが開校したアカデミー・ランソンには、多くの日本人が在籍し、梅原龍三郎のように直接ドニの指導を受ける者もいた。

ピエール・ボナール 《子供と猫》 1906年頃 愛知県美術館
ピエール・ボナール 《子供と猫》 1906年頃 愛知県美術館

企画展「日本が見たドニ|ドニの見た日本」は、ドニと日本の関わりに着目する、日本初の展覧会。ドニが酒神バッカスを称える宴を描いた大作《ベンガル虎 バッカス祭》と《バッカス祭》をはじめ、日本国内に所在する名品とともにドニの生涯をたどるほか、黒田清輝や梅原龍三郎など、ドニと関わりの深い日本人画家による作品を紹介する。

展覧会概要

企画展「日本が見たドニ|ドニの見た日本」
会期:2024年8月27日(火)~10月20日(日)
会場:新潟県立近代美術館
住所:新潟県長岡市千秋3-278-14
開館時間:9:00~17:00(観覧券販売は16:30まで)
休館日:9月2日(月)・9日(月)・17日(火)・24日(火)・30日(月)、10月7日(月)・15日(火)
観覧料:一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )は有料20名以上の団体料金

■巡回情報
・久留米会場
会期:2024年11月2日(土)〜2025年1月13日(月・祝)
会場:久留米市美術館
住所:福岡県久留米市野中町1015

【問い合わせ先】
新潟県立近代美術館
TEL: 0258-28-4111

Photos(3枚)

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