展覧会「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」が、富山市ガラス美術館にて、2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)まで開催される。その後、東京・六本木のサントリー美術館に巡回する。
アール・ヌーヴォーを代表する工芸家、エミール・ガレ。草花や昆虫などをモチーフに、流麗な曲線と鮮やかな色彩のガラス作品を手がけたガレは、それまで応用芸術のひとつと見なされてきたガラス工芸を、芸術の域にまで高めたのであった。
ガレがキャリアをスタートしたのは、フランス東部・ロレーヌ地方の古都ナンシーであったものの、その名を国際的に高めたのはパリにおいてであった。1878年、1889年、1900年にはパリ万博という国際的な大舞台で新作を発表し、特に1889年のパリ万博では、ガラス部門でグランプリ、陶器部門で金賞、そして家具部門で銀賞を得るなど、大きな成功を収めている。
展覧会「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」では、ガレとパリの関係に着目しつつ、創作の展開を紹介。《花器「鯉」》や《花器「葡萄畑のエスカルゴ」》といった初期作品から、1889年パリ万博における発展の成果、《花器「オダマキ」》や《花器「海馬」》、《脚付杯「蜻蛉」》などの晩年の作品まで、ガレ作品を一堂に集めて展示する。
展覧会「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」
会期:2024年11月2日(土)〜2025年1月26日(日)
会場:富山市ガラス美術館 2・3F 展示室1〜3
住所:富山県富山市西町5-1
開場時間:9:30〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場はいずれも閉場30分前まで
閉場日:第1・3水曜日、12月29日(日)〜1月1日(水・祝)、1月8日(水)
観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学生 1,000円(800円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下などは観覧無料(詳細については美術館ホームページを参照)
※前売券(一般 1,000円)あり
■巡回情報
・東京会場
会期:2025年2月15日(土)〜4月13日(日)
会場:サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
【問い合わせ先】
富山市ガラス美術館
TEL:076-461-3100