西洋と東洋の垣根を取り払った自由な視点で、常に新しい境地を求め続ける、篠原貴之の水墨画展「水墨の新境地 —花と南欧の風—」が渋谷のBunkamuraで開催される。期間は2015年1月16日(金)から1月25日(日)まで。
墨一色で描かれる水墨画は、墨の濃淡と塗り残しの白で情景を見事に表現。それは時に佇む1輪の花であり、静かに息を潜める猫であったりする。開放感や孤独感、憂いや希望といった篠原の情動が、彼の筆によって捉えられるその一瞬は、観る者の心を様々に揺さぶる。
Bunkamuraでの初個展から1年ぶり2回目となる今展では、花と南欧の風景に焦点を当てる。また、彼の作品がいかにして誕生するのか、その制作風景映像も公開予定。受け継がれてきた伝統技術と、枠に囚われない奔放な表現が共鳴する、新たな墨の世界を堪能してみてはいかがだろうか。
【展覧会詳細】
「篠原貴之 水墨絵画展 水墨の新境地 ―花と南欧の風―」
期日:2015年1月16日(金)〜1月25日(日)
時間:10:00〜19:30
※最終日は17:00まで。
会場:Bunkamura Box Gallery 1F メインロビーフロア
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
料金:無料
■トークイベント
開催日:2015年1月17日(土)、18(日)
開催時間:各日15:00~(30分程度を予定)
会場:Bunkamura Box Gallery
内容:会場内にて、作家から直接作品の制作についての話を聞くことができる。現代における水墨画の魅力に迫る。
※事前予約不要。
※上記の時間に直接来場すること。
【問い合わせ先】
Bunkamura Box Gallery
TEL:03-3477-9174