マグヌス・ストランドベリのコレクションは、時々何もかもがすでに発見されてしまったように見えるときに、好奇心を再発見することについて語っている。今回のコレクションは、エベレスト山頂に到達する初の試みと、登山者を不確実なプロジェクトに駆り立てる昔ながらの冒険を愛する心がインスピレーション。遠征に適切な服装を見つける試みは、同じような不確実さを伴う。
伝統と技術をミックスした結果をコレクションに落とし込んだ。伝統的な素材と渋い色合いを使いながら、「持っているものの最高を取り出す」という発想から、最終的に変わった感じの機能性を追加。
マグヌス・ストランドベリの紳士服に対する率直な姿勢は、トーマス・エンゲル・ハート(Thomas Engel Hart)のところで研修しているときに養われた。そのことによって、それ以来、ミニマリズムの方向にまで行くことはないけれど、はっきりとしてシンプルな作品を作るようにしている。