ハイジュエリー受注イベント「カルティエ ロワイヤル」
展示会場
カルティエは、もっと多くの人にハイジュエリーに触れる機会を与え、また一部の人のみしかできなかった受注会をより多くの人に経験して欲しいとの思いから、本イベントの企画をスタートさせた。
展示候補として挙がったのは、2014年にフランス・パリのビエンナーレで披露した、最新ハイジュエリーコレクション「カルティエ ロワイヤル」や、多くの資金を投資しオークションなどで手に入れたアーカイブ作品の数々だ。
そんな貴重なイベントの開催地を決定するには、それほど時間がかからなったとカルティエ プレジデント&チーフ エグゼクティブ オフィサーのカルロ・ガリリオは語る。なぜなら京都は、メゾンが望む要素をいくつも持ち合わせていたからだ。
ハイジュエリー受注イベント「カルティエ ロワイヤル」
開催を記念して
カルティエレッドにライトアップされた
京都国立博物館明治古都館(重要文化財)と平和知新館
姉妹都市である、パリ市と京都市が提携を結んだのは、1958年のこと。華の都と呼ばれるパリ市は、芸術家であれば誰でも憧れる地であり、美術館・博物館も充実。歴史的建造物を数多く構える地である。一方京都市も多数の寺院を構え、芸術にも造詣が深い。そして芸能から食まで、幅広い分野で世界に誇れる文化を持っている。何より京都市は、パリ市と並ぶ世界有数の観光都市である。
日本がまだ江戸時代であった1847年に、カルティエはフランス・パリで創業。その20年後に、日本人が初めて参加したパリ万国博覧会が開催され、さらにその50年後の1897年に、京都国立博物館はスタートした。
両者は月日で見ると、共通項がないように見えるが、運命的な巡り合わせで出会う。京都国立博物館が、国際交流や文化交流の発展地として、また伝統文化や芸術を未来につなげていくために、施設を利用して欲しいとちょうど願っていたとき、本イベントの開催地を探していたカルティエと出会ったのだ。
両者は歴史と文化の発展に関与おり、そして何より共通項の多い姉妹都市に立地している。メゾンが求めた基準を兼ね備えた、京都国立博物館に深い結びつきを感じた、カルティエ。豊かな緑が広がり、中央に大きな噴水が設置された、高大な京都国立博物館をカルロは一目で気に入ったという。
【開催概要】
顧客向け受注会「カルティエ ロワイヤル」
会期:2015年6月2日(火)~7日(日)
会場:京都国立博物館 明治古都館
住所:京都府京都市東山区茶屋町527