2011年10月29日(土)から11月3日(木)まで東京ミッドタウンをメイン会場に開催された「DESIGNTIDE TOKYO 2011」。インテリア、プロダクト、建築、グラフィック、テキスタイル、ファッションといった様々なデザインの数多くの作品が展示・発表された。その中から、フランス人建築家・デザイナーのエマニュエル・ムホー(Emmanuelle Moureaux)による、斬新なアイディアでユニークな作品「toge」をご紹介。
togeはモジュール型のプロダクト。個々では棘のように硬く鋭いが、互いを自由に絡めることで自立し優しく柔らかい空間を構成することが出来る。DESIGNTIDE TOKYO 2011では15色のカラフルなtogeを500個絡ませて1着のウェディングドレスに見立てた。硬いけれど柔らかそう、痛そうだけれど優しくも見える相反する感覚を持ったコンセプチュアル作品。
toge by emmanuelle moureaux
鋭く尖った突起
それは他者を寄せ付けまいとする攻撃性の表れ
そして自らの弱さの表れ
攻撃性と脆弱さ
相反する二つの感覚に包まれたとき
思わず手を伸ばし、その痛みに触れてみたくなる
【作品情報】
デザイン: エマニュエル・ムホー
写真 : 下川大輔 (Nacasa & Partners Inc.)
材質 : ピアノ線/エポキシ樹脂
重量 : 30g/toge
サイズ : 147mm
色 : 15色