「横山大観展」が、東京国立近代美術館で2018年4月13日(金)から5月27日(日)まで、京都国立近代美術館で2018年6月8日(金)から7月22日(日)まで開催される。
《紅葉》(左隻)1931年、横山大観、足立美術館
※東京展:5月8日~5月27日 京都展:6月8日~7月1日
横山大観生誕150周年を記念した「横山大観展」は、重要文化財に指定されている日本一長い画巻《生々流転》や《夜桜》、《紅葉》の代表作のほか、新出作品や習作など総出品数約100点が展示される大回顧展。
横山大観は、日本絵画の伝統的技法を守りつつ、常に斬新な表現方法に挑戦し続けた。「日本画」の概念を覆しかねない画風が世間になかなか受け入れられなかった明治時代を経て、古画を学んできた成果を活かし、そこに個性を加え自らの画風を確立させた大正時代、名実ともに日本を代表する画家となった以降の昭和時代、この3つの時代に分けて展示。
作品を鑑賞しながら、大観が主題や表現においていかに伝統を継承し、また、改変してきたかについて考えてゆく。
中でも注目は、100年ぶりに発見されたという《白衣観音》だ。105年前の1912年に刊行された『大観画集』に掲載されて以降行方が分からなくなっていた作品が、満を持して公開される。このような新出作品を通して、大観の特質について新しい側面を見出すことができそうだ。
明治、大正、昭和という激動の時代を生き抜き、常に時代を先取りしていた大観の作品は、現代人にとっても色褪せず、新鮮な感覚をもたらしてくれるだろう。
【詳細】
横山大観展
■東京展
会期:2018年4月13日(金)~5月27日(日)
会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園
開館時間:10:00~17:00(金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし4月30日は閉館)
観覧料:一般 1,500(1,300)円(税込) / 大学生 1,100(900)円(税込) / 高校生 600(400)円(税込)
※前売券は2018年1月22日~4月12日までの期間限定販売
※()内は前売および20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳持参者とその付添者は無料
それぞれ入館の際、学生証など年齢のわかるもの、障がい者手帳などを提示
■京都展
会期:2018年6月8日(金)~7月22日(日)
会場:京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町
開館時間:9:30~17:00(6月8日~6月30日の金・土曜日は20:00まで、7月6日~7月21日の金・土曜日は21:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし7月16日(月)は開館、7月17日(火)は休館)
観覧料:一般 1,500(1,300)円(税込) / 大学生 1,100(900)円(税込) / 高校生 600(400)円(税込)
※()内は前売および20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳持参者とその付添者は無料
それぞれ入館の際、学生証など年齢のわかるもの、障がい者手帳などを提示