展覧会「北斎アニマルズ」が、2019年2月5日(火)から4月7日(日)までの期間、すみだ北斎美術館にて開催される。
葛飾北斎「冨嶽三十六景 駿州大野新田」すみだ北斎美術館蔵(後期)
動物園にいるような哺乳類や鳥、虫、魚など、生き物の作品をたくさん残した葛飾北斎。本展では、今にも動き出しそうなリアリティのある動物から、ユーモア溢れる独特の作品まで、筆一本で描いてきた葛飾北斎の画技を間近で観ることができる。
葛飾北斎「桜に鷹」すみだ北斎美術館蔵(前期)
会場は3つの展示から構成される。第1章では、鳥や猫、爬虫類、両生類と多様な生きものたちの動きまで感じられる作品を展示。生き物たちが愛嬌のある姿になる、画道を追求し続けた葛飾北斎の眼の描写に注目してみてほしい。
葛飾北斎『三体画譜』すみだ北斎美術館蔵
第2章では、葛飾北斎や、門人が残した作品の中でも、特に可愛らしい動物の絵を紹介。定規とコンパスで描いた猿や、摺物の門人による精到な犬など、ほのぼのとした愛らしい作品が揃う。
動物園では見ることのできない動物作品を展示する第3章は、実在しないものや伝説の中の生き物など、絵画ならではの動物たちを観ることができる。当時は実在すると思われていた河童やかまいたち、動物の化け物など、葛飾北斎が創造力を働かせて描いた独創的な作品が並ぶ。
【詳細】
北斎アニマルズ
会期:2019年2月5日(火)~4月7日(日)
前期/2月5日(火)~3月3日(日)、後期/3月5日(火)~4月7日(日)
※前後期で一部展示替えを実施
場所:すみだ北斎美術館
住所:東京都墨田区亀沢2-7-2
休館日:毎週月曜日
※2月11日(月・祝)開館、2月12日(火)休館
観覧料:一般 1,000円(800円)、 高校生・大学生 700円(560円)、中学生 300円(240円)、65歳以上 700円(560円)、障がい者 300円(240円)
※()は団体料金、団体は20名以上
※小学生以下は無料
※中・高・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示
※65歳以上の人は年齢を証明できるものを提示
※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などを持参の人及びその付添の1人まで障がい者料金で入館可能(入館の際は、身体障がい者手帳などを提示)
※本展のチケットは会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめ全ての展示が観覧可能となる