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「角川武蔵野ミュージアム」隈研吾の“木と石の建築”に迫る竣工記念展、国立競技場など紹介

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ところざわサクラタウン内の「角川武蔵野ミュージアム」では、プレオープンと同時にスタートする初回展覧会として「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」を開催する。期間は、2020年8月1日(土)から10月15日(木)まで。

ところざわサクラタウンの「角川武蔵野ミュージアム」

「角川武蔵野ミュージアム」
「角川武蔵野ミュージアム」
© KENSHU SHINTSUBO

ところざわサクラタウンは、KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進めるプロジェクト「クール ジャパン フォレスト構想(COOL JAPAN FOREST構想)」の拠点施設。同施設内には、「角川武蔵野ミュージアム」をはじめ、イベントスペースの「ジャパンパビリオン」、体験型ホテルの「EJアニメホテル」、ショップ「ダ・ヴィンチストア」、レストラン「角川食堂」などが設けられる。なお、グランドオープンは11月6日(金)を予定している。

“隆起する新時代のミュージアム”「角川武蔵野ミュージアム」

ところざわサクラタウンの中でも「角川武蔵野ミュージアム」は、圧倒的な存在感を放つ。世界的な建築家である隈研吾が手掛けた多面体の建築物は、まるで隆起した岩のよう。美術館と博物館、図書館としての機能を網羅する、他に類を見ない文化複合施設として誕生する。

初の展覧会は建築を手掛けた隈研吾の“木と石の建築”に迫る

「角川武蔵野ミュージアム」
「角川武蔵野ミュージアム」
© KENSHU SHINTSUBO

美術館にて開催される、開業後初となるミュージアム竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」では、隈が携わった石の建築と木の建築を紹介する。

特に石の建築では、「角川武蔵野ミュージアム」をとりあげ、外観と内部空間(一部エリア)、周辺のランドスケープデザインを公開するとともに、構想から設計、実際の工法までを隈のテキストや設計図、インタビュー映像など豊富な資料で解説。花崗岩の板材を外壁にまとった、ダイナミックな建築物の完成までを明らかにする。

「国立競技場」他「木の模型群」
©角川武蔵野ミュージアム
「国立競技場」他「木の模型群」
©角川武蔵野ミュージアム

また、木の建築では、国を代表するスポーツの聖地として誕生した「国立競技場」も登場。周囲と調和する木の建築物の魅力を紐解いていく。

「CLT HARUMI PARK」
写真提供:三菱地所設計・隈研吾建築都市設計事務所
「CLT HARUMI PARK」
写真提供:三菱地所設計・隈研吾建築都市設計事務所

隈研吾建築都市設計事務所が展示計画をおこなった展示空間も、見どころのひとつ。隈自らが設計したグランドギャラリーに、柔らかな布の展示台を設置し、その上に「CLT HARUMI PARK」や「V&A Dundee」 など、石と木を用いた近年の代表作の模型群を展示・解説する。「角川武蔵野ミュージアム」の象徴的な存在でもある図書館「エディットタウン」(11月開館)の木製書棚の実物大モックアップや、壁面全体を使ったスライドショーなども公開する。

写真家・新津保建秀とのコラボによる展示も

隈の建築作品と、写真家・新津保建秀のコラボレーションによる展示も用意。本展にあわせて、KADOKAWAから刊行する隈研吾の最新作品集『東京 TOKYO』のために、新津保が撮り下ろした200カット以上の建築写真を、40メートルの壁面を使ったロール・プロジェクションで映し出す。

【詳細】
「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」
会期:2020年8月1日(土)~10月15日(木)
会場:角川武蔵野ミュージアム グランドギャラリー
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3
休館日:火曜日 ※9月22日(火・祝)は開館
開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~21:00)
※入館締め切りは閉館30分前

<チケット詳細>
入場料金:大人(大学生以上) 1,600円、中高生 1,000円、小学生 700円、未就学児 無料
発売日:2020年7月15日(水)予定
取り扱い:角川武蔵野ミュージアム公式サイト
※チケットはすべて日時指定入場制。
※本チケットで「マンガ・ラノベ図書館」も閲覧可能。
※当日現地でのチケット販売はなし。完全事前予約制とし、入館人数の制限を実施。

Photos(12枚)

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