展覧会「富岡鉄斎と近代の日本画」が、奈良の大和文華館にて、2021年5月21日(金)から7月4日(日)まで開催される。

文人画家・富岡鉄斎と近代日本画家の多彩な作品を紹介

富岡鉄斎は、近代日本を代表する文人画家であり、“日本最後の文人”と呼ばれている。89年に及ぶ生涯の大半を京都で過ごし、ダイナミックな筆と奔放な色づかいによって、これまでにない新しい文人画様式を大成させた。

一方、明治期以降の日本では、西洋からもたらされた洋画の技法などに影響を受けつつ、横山大観や菱田春草といった画家が新しい日本画を成立させた。鉄斎もこうした動向に無関係ではなく、京都市美術学校(現・京都市立芸術大学)で教鞭を執るなど、次世代の画家の育成に少なからず携わっている。

展覧会「富岡鉄斎と近代の日本画」では、《松鶴図》や《朱描鍾馗図》といった富岡鉄斎の作品に加えて、大観や春草など、明治から昭和にかけて活躍した日本画家の作品を展示し、激動の時代に生みだされた多彩な作品を紹介する。

展覧会概要

展覧会「富岡鉄斎と近代の日本画」
会期：2021年5月21日(金)～7月4日(日)
会場：大和文華館
住所：奈良県奈良市学園南1-11-6
休館日：月曜日
開館時間：10:00～17:00(入館は16:00まで)
入館料：一般 630円、高校・大学生 420円、小学・中学生 無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引、引率者1名無料
※障がい者手帳の所持者と同伴者1名は2割引

【問い合わせ先】
大和文華館
TEL：0742-45-0544