九州の美術館・博物館で開催される展覧会のスケジュール情報を一覧で紹介。福岡、大分、鹿児島など、県別に美術館・博物館の注目展覧会情報をピックアップ。詳細をクリックすれば、美術館へのアクセスや営業時間、展覧会情報なども一緒に確認できる。最新情報を随時更新していくので、気になる美術館・博物館や展覧会をチェックしてみて。
※最新の開館情報については、各美術館・博物館のホームページなどを確認のこと。
福岡県太宰府市にある「九州国立博物館」は、東京、奈良、京都に次ぐ4番目の国立博物館として、2005年に開館した博物館。常設展示では、月に30〜50点の文化財の展示替えを行いつつ、常時600点程度を展示。加えて、原則として年に4回、特別展を開催している。
茶の湯道具の“目利き”吉村観阿の展覧会、福岡市美術館で - 茶道具など約60件を公開開催中期間:2024年11月27日(水)〜2025年1月19日(日)企画展「生誕260年 世を観る眼 白醉庵・吉村観阿」が、福岡市美術館にて、2024年11月27日(水)から2025年1月19日(日)まで開催される。江戸時代後期、茶の湯道具の価値を鑑定する「目利き」で活...
特別展「博多のみほとけ」福岡市美術館で - “アジアとの交流の窓口”博多に伝わる仏教絵画・彫刻を紹介開催中期間:2024年10月26日(土)〜12月8日(日)特別展「博多のみほとけ」が、福岡市美術館にて、2024年10月26日(土)から12月8日(日)まで開催される。福岡の博多は、大陸と地理的に近いことを背景に、アジアとの外交・交易の中心であった。そのため、...
福岡県大濠公園内にある「福岡市美術館」は、1979年に開館した美術館。重要文化財を含む茶道具、仏教美術のほか、九州出身の近代洋画家、ミロ、ダリ、ウォーホルをはじめとする20世紀の作家の作品、さらには現代美術作品まで、世界的な名品を含む約16,000点ものコレクションを所蔵している。企画展・特別展を開催するほか、古美術と近現代美術の両軸でコレクション展を行っている。
「福岡県立美術館」では、福岡県にゆかりのある作家の作品や、福岡県の美術動向に関わる作品を中心に収集し、それらを企画展やコレクション展で紹介。また、福岡の地に生まれた画家・髙島野十郎の特設コーナー展示も常時設置している。
「久留米市美術館」は、福岡県久留米市にある美術館。前身となる「石橋美術館」は、久留米市出身のブリヂストン創業者・石橋正二郎による「石橋コレクション」を収蔵・展示するために1956年にオープン。「久留米市美術館」として装い新たに会館したのは2016年だ。青木繁や坂本繁二郎をはじめ、優れた洋画家を輩出してきた久留米にゆかりのある作家の作品を中心に、九州全域の美術作品を収蔵・展示する。
福岡県北九州市にある「北九州市立美術館」は、現代の多様性を示す作品や、地域の美術史を構築するうえで欠かせない作品などを中心に美術作品を収集。これらのコレクションを公開するとともに、多様な美術を紹介する展覧会も開催している。本館の建築は、磯崎新の設計によるもの。本館のほか、離れた場所に分館、黒崎市民ギャラリーを展開している。
「福岡アジア美術館」は、福岡・博多に1999年に誕生した美術館。長年にわたってアジアの交流拠点都市としての役割を果たしてきた福岡県福岡市の、アジア交流における先進的な取り組みの1つとしてオープンした。アジアの近現代美術作品を系統的に収集し展示する世界で唯一の美術館であり、広範で質の高いアジアの近現代美術作品の展示は、世界のどの美術館とも異なる専門性、独自性を持っている。
「長崎県美術館」は、2005年に開館した美術館。長崎県立美術博物館の美術館機能を引き継ぐ形でオープン。スペイン美術や、長崎ゆかりの近代美術品などを収蔵している。長崎県美術館の建物は、「ギャラリー棟」と「美術館棟」の2つの建物が水路を挟んで渡り廊下でつながる独特の構造で、建築物としての評価も高い。長崎ゆかりの美術はもちろんのこと、漫画、建築、現代アートと、多彩なジャンルの企画展を実施。
「大分県立美術館」は、大分県大分市寿町にある美術館。略称は“OPAM”。「出会いと五感のミュージアム」「出会いのミュージアム」をコンセプトに、大分ゆかりの作家の美術品・工芸品を中心にしたコレクション展に加え、大分と世界、古典と現代、美術と音楽など、さまざまな「出会い」をテーマにした企画展を開催する。
「大分市美術館」は、大分県大分市にある美術館。緑豊かな上野丘子どものもり公園内に位置し、「たのしんで・みて・まなぶ」美術館としてコレクション展や特別展を開催。豊後南画や大分市にゆかりのある画家の作品などの収集保存活動を行うとともに、国内外のさまざまな分野の美術や大分ゆかりの優れた作家の作品を紹介する展覧会を展開している。
「宮崎県立美術館」は、宮崎県宮崎市にある美術館。1995年に開館。瑛九をはじめとする宮崎ゆかりの作家による作品や、ピカソ、ボナール、クレー、シュルレアリスムなどの瑛九がその画業においてたどった海外作家の作品、そしてイタリア彫刻などを中心に収蔵し、これらをコレクション展で公開している。また、国内外の作品を紹介する特別展も開催している。
「鹿児島市立美術館」は、薩摩藩主島津氏の居城として知られる「鶴丸城」の二の丸跡地に建つ美術館。1954年に開館し、1985年に近代美術館として新装開館した。
収蔵品は、黒田清輝や藤島武二、和田英作、東郷青児ら地元作家の作品に、モネ、ピカソ、ダリ、ロダンなど。19世紀末期以降の西洋美術の流れがわかるラインナップとなっている。歴史資料館としての役割を持つ美術館として開館したため、鹿児島の歴史資料や昔の農具、薩摩焼や薩摩切子など地元の工芸品なども収蔵している。
「長島美術館」は、鹿児島市制100周年を記念して、1989年に開館した美術館。長島商事の創業者である長島公佑のコレクションを収蔵する。黒田清輝や藤島武二ら鹿児島出身の洋画家をはじめとした鹿児島にゆかりのある美術家の作品や、ルノワールやシャガール、ユトリロ、ローランサンといった海外有名作家の絵画や彫刻、アール・ヌーヴォーのガラス、アンデス地方の先史美術品、薩摩焼など、約1,000点の作品を保存・展示している。
田中一村記念美術館は、鹿児島県奄美パークにある美術館。奄美の自然を描いた作品で知られる日本画家・田中一村の作品を常設展示している。