NANZUKA(ナンヅカ)は、東京都在住のアーティストHaroshiによる個展「I versus I」を、渋谷神宮前の新ギャラリー「ナンヅカ アンダーグラウンド(NANZUKA UNDERGROUND)」にて開催する。期間は、2021年7月10日(土)から8月8日(日)まで。
Haroshiは、スケートボードデッキの廃材を使った彫刻作品やインスタレーションを制作し、現代のストリートカルチャーの深層を体現する数少ないアーティストの1人として、国内だけでなく海外からも支持を集めている。2018年には、アートバーゼルマイアミビーチ(Art Basel Miami Beach)のNOVAセクションにおける個展、2019年から2020年にかけては、Jeffrey DeitchのNYとLAを巡回した「Tokyo Pop Underground」にて5メートル四方の大作のインスタレーションを発表し、話題を呼んだ。
「I verus I」では、“己との戦い”をテーマにした渾身の新作を集結。大きく3つのシリーズに分けて展示する。
スケーターのぶつかり合う情熱を、その結晶でもあるスケートボードによってそのまま作品に閉じ込めたというモザイク平面作品「Mosh Pit」。本作は、使い終わったスケートデッキを刻んで平らに並べ直し、スケーター1人1人の個人史と、スケートボードカルチャーの総体を絵画として構成している。
また、彫像作品「GUZO」シリーズは、スケーターを支えてきたスケートボード自体の自己犠牲の精神を尊いものとし、それを“神格化”した作品。スケートボードとそのカルチャーを愛するものへの“守り神”として制作された。
そして、ソフビ作品のシリーズは、古いプラスチックビニール製のアクションフィギュアを修復改造し、新たな命を吹き込んで生まれ変わらせた、“モノへの愛情”を象徴する。
【詳細】
Haroshi「I versus I」
会期:2021年7月10日(土)~2021年8月8日(日)
会場:ナンヅカ アンダーグラウンド(NANZUKA UNDERGROUND)
住所:東京都渋谷区神宮前3-30-10
時間:火曜日~日曜日/11:00~19:00
※月曜日休業