企画展「ミュシャ・スタイルの秘密」が、大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館にて、2021年11月20日(土)から2022年4月3日(日)まで開催される。
1895年1月1日、アルフォンス・ミュシャが初めて手がけたポスター《ジスモンダ》が、パリの路上に張り出された。あたかも舞台から抜け出してきたように描かれた等身大のサラ・ベルナールの姿に、人びとの視線を誘う優美なモチーフや文字を配置した同作は、たちまちパリで人気を博した。
《ジスモンダ》に見られるこうした手法は、その後ミュシャが手がけるポスターへと引き継がれることになるが、1900年ごろにはすでに「ミュシャ・スタイル」と呼ばれており、多くの人びとを魅了していたのだった。
企画展「ミュシャ・スタイルの秘密」では、堺 アルフォンス・ミュシャ館が所蔵する《ジスモンダ》や《ジョブ(1896)》といったミュシャの代表的なポスター作品、下絵や装飾図案を展示。さらに、ミュシャのデザイン論などにも光をあて、「ミュシャ・スタイル」の世界を紹介する。
また、本展と同時開催で、チェコ人、スラヴ人、そしてクリスチャンとしてのミュシャのルーツに着目したテーマ展示を実施。ミュシャが手がけたクリスマス作品、民族衣装やイースター作品に加えて、日本玩具博物館コレクションのチェコやスラヴのクリスマス飾り、イースターエッグを目にすることができる。
企画展「ミュシャ・スタイルの秘密」
会期:2021年11月20日(土)〜2022年4月3日(日)
[前期 2021年11月20日(土)〜2022年1月30日(日) / 後期 2022年2月3日(木)〜4月3日(日)]
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
住所:大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館 2~4F
開館時間:9:30〜17:15(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日(11月24日(水)、1月11日(火)、2月24日(木)、3月22日(火))、展示替臨時休館日(2月1日(火)・2日(水))、 年末年始(12月29日(水)〜1月4日(火))
観覧料:一般 510円(410円)、高校・大学生 310円(250円)、小・中学生 100円(80円)
※( )は20人以上100人未満の団体料金
■同時開催テーマ展示
・テーマ展示1「ミュシャが描いたクリスマス」
期間:2021年11月20日(土)〜2022年1月30日(日)
・テーマ展示2「ミュシャとスラヴの民族文様─スラヴ諸国のイースターエッグとともに」
期間:2022年2月3日(木)〜4月3日(日)
【問い合わせ先】
堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
TEL:072-222-5533