企画展「Bon Voyage!〜ミュシャと巡る旅〜」が、大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館にて、2022年12月3日(土)から2023年4月2日(日)まで開催される。
アルフォンス・ミュシャが活躍した19世紀末のヨーロッパは、鉄道や蒸気船などの交通手段が発達し、人びとにとって旅がより身近になった時代であった。このような社会の近代化は、芸術のあり方や価値観にも影響を及ぼし、ミュシャもまた当時の流れに剃った多様な作品を手がける一方、自らが芸術家として成し遂げたいことに対しても模索を続けたのだった。
企画展「Bon Voyage!〜ミュシャと巡る旅〜」は、「ミュシャと辿る世界旅行」をテーマとした展覧会。《モナコ・モンテ=カルロ》をはじめ、ヨーロッパやアメリカなど世界各地にゆかりのあるミュシャの作品を紹介するとともに、彼の画業の足跡を作品とともにたどってゆく。
また、パリの宝飾店でミュシャが携わった仕事にも着目。世界にひとつだけのジュエリー《蛇のブレスレットと指輪》といったジュエリーのほか、ミュシャが手がけた『装飾資料集』のジュエリーデザインなども目にすることができる。
さらに、ミュシャの画家人生において節目となった作品も展示。《ハーモニー》や『主の祈り』などの作品から、ミュシャの画業と人生の「旅」にも光をあてる。
企画展「Bon Voyage!〜ミュシャと巡る旅〜」
会期:2022年12月3日(土)〜2023年4月2日(日)
[前期 12月3日(土)〜2月12日(日) / 後期 2月16日(木)〜4月2日(日)]
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
住所:大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館
開館時間:9:30〜17:15(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日(1月10日(火)、2月24日(金)、3月22日(水))、 年末年始(12月29日(木)〜1月4日(水))、展示替臨時休館日(2月14日(火)・15日(水))
観覧料:一般 510円(410円)、高校・大学生 310円(250円)、小・中学生 100円(80円)
※( )内は20人以上100人未満の団体料金
【問い合わせ先】
堺 アルフォンス・ミュシャ館
TEL:072-222-5533