東京駅前・八重洲の大規模再開発「トフロム ヤエス(TOFROM YAESU)」により、新たな高層複合ビル「トフロム ヤエス タワー(TOFROM YAESU TOWER)」が誕生。2026年2月に竣工予定だ。
大規模再開発により、大きな変貌を遂げつつある東京駅前八重洲エリア。東京建物が一員として参画する「トフロム ヤエス」もその再開発の一端であり、事業によって八重洲一丁目東地区に建設される2つのビル「トフロム ヤエス タワー」および「トフロム ヤエス ザ フロント(TOFROM YAESU THE FRONT)」は、八重洲通りをはさんで東京ミッドタウン八重洲に隣り合う。また、東京駅直結のアクセスの良さもポイント。八重洲地下街を通じた地下ネットワークにより、天候に左右されることなくスムーズに行き来することができる。
地上51階・地下4階、約250mの高さを誇る「トフロム ヤエス タワー」は、商業施設のほか、演劇やコンサート等を開催する劇場、国際会議・学会・セミナー等を開催するカンファレンス施設、“ウェルビーイング”をコンセプトとするオフィス、医療施設、バスターミナル、駐車場などが整備される。
地下2階から地上4階にかけて展開される商業施設では、江戸の多様な食文化を継承する飲食店などを通じて「東京ならでは」を発信。「トフロム ヤエス ザ フロント」と合わせて約70店舗がオープン予定だ。
「トフロム ヤエス タワー」1階には、屋内広場「檜物町(ひものちょう)スクエア」を整備し、にぎわいあふれる空間を演出する。
また、地域のお祭りやイベントスペースとしてさくら通り側に「お祭り広場」を整備。八重洲の街の記憶を継承しながら、多彩なアクティビティを生み出す場となる。
「トフロム ヤエス タワー」内3階から6階にかけてオープンするのは劇場だ。約800名のキャパシティとなり、演劇・ミュージカル・音楽ライブなどのイベントを誘致するだけでなく、自ら製作した演目コンテンツも上演。東京駅周辺の新たな文化発信拠点となっていく見通しだ。さらに、大型の展示会・講演会等を実施することのできる平土間ホールや、会議室も整備される。
「トフロム ヤエス タワー」地下2階の大型バスターミナル「バスターミナル東京八重洲」は、「東京ミッドタウン八重洲」および「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」と一体で運用を行い国内最大級のバスターミナルとなる予定。
「トフロム ヤエス タワー」オープン時には、羽田や成田への国際空港直行バスや主要都市を結ぶ高速バスが発着予定となっており、バス停留所をバスターミナルに集約することで、歩行者の環境を改善、乗換えの利便性を向上させる。また、「八重洲地下街(ヤエチカ)」から同じフロアで乗り場まで行くことができるようになり、歩道上の既存地下出入口は撤去される。
なお、八重洲一丁目東地区に誕生するもう1つの新ビル「トフロム ヤエス ザ フロント」は、地下1階・地上10階建てに。3階以上にオフィスが入居し、地下1階から地上2階が商業施設となる。
【詳細】
「トフロム ヤエス タワー」
竣工予定時期:2026年2月
住所:東京都中央区八重洲一丁目6・7・8・9 番の一部
主要用途:事務所、店舗、バスターミナル、劇場・カンファレンス、医療施設、駐車場、住宅等
敷地面積:約10,600㎡
延床面積:約225,000㎡
階数/最高高さ:地上51階・地下4階/約250m
フロア構成:
・41階 ヤエス スカイ ラウンジ(YAESU SKY LOUNGE)
・13階 ワボ(Wab.)
・10階・41階 エグゼビア トウキョウ ヤエス
・9階~50階 オフィス
・6・7階 日本医科大学 八重洲健診ステーション
・3~6階 劇場、平土間ホール、会議室
・地下2階~地上4階 商業施設
・地下2階 バスターミナル東京八重洲