展覧会「歩々清風─日本画家 上村松園・松篁・淳之三代の歩み─」が、奈良の松伯美術館にて、2022年3月21日(月・祝)から6月12日(日)まで開催される。
本展は、上村松園(うえむら しょうえん)・松篁(しょうこう)・淳之(あつし)の3代にわたって続いてきた日本画家の世界を紹介する展覧会だ。
気品あふれる美人画を描いた上村松園の長男として生まれた松篁は、絵の道を進むと心に決めて花鳥画の制作を続けた一方で、自身が画家として歩んできた道に思い悩んだ。しかし80歳を過ぎたころ、ある禅の老師の「道を歩くときは“歩々清風”の歩き方ではなくてはならない」という言葉にふれ、その道は正しかったと確信したという。本展のタイトルは、この際の言葉に由来している。
会場では、同館では約2年ぶりの公開となる上村松園の《花見》をはじめ、松篁の《春》や《双鳩》、そして淳之の《月汀》や《春宵》など、約50点の作品を展示。時代に流されることなく、独自に歩々清風の道を歩み続けた3代の画業を紹介する。
展覧会「歩々清風─日本画家 上村松園・松篁・淳之三代の歩み─」
会期:2022年3月21日(月・祝)〜6月12日(日)
会場:松伯美術館
住所:奈良県奈良市登美ヶ丘2-1-4
開館時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)
休館日: 月曜日
入館料:大人(高校生・大学生を含む) 820円(730円)、小学生・中学生 410円(360円)
※( )内は前売料金(前売券は、近鉄駅営業所およびJTBホームページにて販売)
※20名以上は団体割引1割引
※障がい者手帳の提示により本人と同伴者1名まで2割引
※出品作品は変更となる場合あり
【問い合わせ先】
松伯美術館
TEL:0742-41-6666