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大巻伸嗣の個展が弘前れんが倉庫美術館で、生と死とが円環をなす死生観をテーマにインスタレーションを展開

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展覧会「大巻伸嗣─地平線のゆくえ」が、青森の弘前れんが倉庫美術館にて、2023年4月15日(土)から10月9日(月・祝)まで開催される。

大巻伸嗣、東北地方での初個展

大巻伸嗣 《Liminal Air Space-Time》 2020年
展示風景:「存在のざわめき」 関渡美術館(台湾・台北)、2020年
Photo: Mind Set Art Center [参考図版]
大巻伸嗣 《Liminal Air Space-Time》 2020年
展示風景:「存在のざわめき」 関渡美術館(台湾・台北)、2020年
Photo: Mind Set Art Center [参考図版]

1971年生まれの大巻伸嗣(おおまき しんじ)は、「存在」とは何かをテーマに、ダイナミックで幻想的な空間インスタレーションなどを展開してきたアーティストだ。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、そしてこれらの境界としての身体の関係性に着目する大巻は、身体的な時間・空間の創出を通じて、外界・内界・身体のあわいに揺れ動く曖昧な「存在」に迫ることを試みてきた。

大巻伸嗣 (手前) 《Flotage + Liminal Air core ─天・地》 2020年 (奥) 《Abyss》 2020年
展示風景:「存在のざわめき」 関渡美術館(台湾・台北)、2020年
Photo: Mind Set Art Center [参考図版]
大巻伸嗣 (手前) 《Flotage + Liminal Air core ─天・地》 2020年 (奥) 《Abyss》 2020年
展示風景:「存在のざわめき」 関渡美術館(台湾・台北)、2020年
Photo: Mind Set Art Center [参考図版]

展覧会「大巻伸嗣─地平線のゆくえ」は、東北地方初となる大巻の個展。近年の代表作のひとつである「Liminal Air Space-Time」シリーズをはじめ、新作インスタレーションを中心に紹介する。

大巻伸嗣 《Echoes Crystallization-Formosa》 2020年
展示風景:「存在のざわめき」 関渡美術館(台湾・台北)、2020年
Photo: Mind Set Art Center [参考図版]
大巻伸嗣 《Echoes Crystallization-Formosa》 2020年
展示風景:「存在のざわめき」 関渡美術館(台湾・台北)、2020年
Photo: Mind Set Art Center [参考図版]

これまでに世界各地で、その土地の風土や記憶を反映させた作品を発表してきた大巻は、本展の開催に先駆けて、⻘森県内各地の風物や自然、信仰の姿などについて取材を行った。そうしたなかで大巻は、人や自然、物質や精神の生と死とが円環をなす死生観を見出している。

本展では、「Liminal Air Space-Time」シリーズの新作インスタレ ーションを、津軽地方で生活を営む人びとの声を集めて制作。同シリーズは、1枚の薄い布が大きく波打つように動き、身体に潜む感覚を呼び覚ましてゆく作品だ。新作では、大巻が青森で目にした海辺の風景、そして波のイメージや音を、鑑賞者が身体全体で感じることができる空間を展開する。

大巻伸嗣 《Echoes Infinity ─永遠と一瞬─》 2016年
展示風景:「あいちトリエンナーレ2016」 愛知芸術文化センター 愛知県美術館、2016年
Photo: Tetsuo Ito [参考図版]
大巻伸嗣 《Echoes Infinity ─永遠と一瞬─》 2016年
展示風景:「あいちトリエンナーレ2016」 愛知芸術文化センター 愛知県美術館、2016年
Photo: Tetsuo Ito [参考図版]

また、会場では、大巻のもうひとつの代表作、「Echoes-Infinity」シリーズの新作バージョンも展示。展示室内の白いフェルトの床一面には、大巻が⻘森の各地で見つけた植物や風物、紋様の形や色を取り入れつつ、色とりどりの花や紋様を描きだす。花々のモチーフが広がる空間を歩くことで、過去と未来、自然が持つ時間の流れ、あるいは物事や世界の始まりと終わりなど、さまざまな時間の層に思いを馳せることができるだろう。

展覧会概要

2023年度 春夏プログラム「大巻伸嗣─地平線のゆくえ」
会期:2023年4月15日(土)〜10月9日(月・祝)
会場:弘前れんが倉庫美術館
住所:⻘森県弘前市吉野町 2-1
開館時間:9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:火曜日(4月25日(火)、5月2日(火)、8月1日(火)は開館)
観覧料:一般 1,300円(1,200円)、大学生・専門学校生 1,000円(900円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下、弘前市内の留学生、満65歳以上の弘前市⺠、ひろさき多子家族応援パスポートの持参者、障がい者および付添者1名は無料

【問い合わせ先】
弘前れんが倉庫美術館
TEL:0172-32-8950

Photos(5枚)

大巻伸嗣の個展が弘前れんが倉庫美術館で、生と死とが円環をなす死生観をテーマにインスタレーションを展開|写真1 大巻伸嗣の個展が弘前れんが倉庫美術館で、生と死とが円環をなす死生観をテーマにインスタレーションを展開|写真2 大巻伸嗣の個展が弘前れんが倉庫美術館で、生と死とが円環をなす死生観をテーマにインスタレーションを展開|写真3 大巻伸嗣の個展が弘前れんが倉庫美術館で、生と死とが円環をなす死生観をテーマにインスタレーションを展開|写真4 大巻伸嗣の個展が弘前れんが倉庫美術館で、生と死とが円環をなす死生観をテーマにインスタレーションを展開|写真5

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