映画『EO イーオー』が、2023年5月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開される。
映画『EO イーオー』は、青春映画『早春』などを手がけ、戦後ヨーロッパ映画界で最も評価の高い映画監督の一人であるイエジー・スコリモフスキが手がける作品。ロベール・ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』に着想を得た物語だ。
映画『EO イーオー』の主人公は、“EO(イーオー)”という名のロバ。サーカス団から連れ出され、ポーランドからイタリアへと予期せぬ放浪の旅に出ることになる。
ポーランドの新進女優、サンドラ・ジマルスカが主人公“EO”のサーカス団のパートナー・カサンドラを演じる。また、イタリアの俳優ロレンツォ・ズルゾロ、フランスのイザベル・ユペールといった俳優陣の演じる個性的なキャラクターと、旅を続ける“EO”の出会いに注目だ。
カサンドラ…サンドラ・ジマルスカ
EOに無償の愛を注ぐサーカス団のパフォーマー。
マテオ…マテウシュ・コシチュキェヴィチ
トラック運転手。
ヴィトー…ロレンツォ・ズルゾロ
行きずりでEOと知り合い、共に旅をする司祭。
伯爵夫人…イザベル・ユペール
映画『EO イーオー』は、第95回アカデミー賞 国際長編映画賞にノミネート。イエジー・スコリモフスキにとって、初のアカデミー賞ノミネートとなった。尚、第75回カンヌ国際映画祭では審査員賞・作曲賞2部門を受賞、全米映画批評家協会賞では外国語映画賞/撮影賞の2部門を受賞するほか、フランスでは10万人を超える動員を記録し、北米でも2館で2万人超えの動員を記録するなどヒットを飛ばしている。
愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ、EO。サーカス団から連れ出され始まった予期せぬ放浪の旅のさなか、善人にも悪人にも出会い、運を災いに、絶望を思わぬ幸福に変えてしまう運命の歯車に耐えている。しかし、一瞬たりとも無邪気さを失うことはない。
【詳細】
映画『EO イーオー』
公開日:2023年5月5日(金)
監督:イエジー・スコリモフスキ
脚本・製作:エヴァ・ピアスコフスカ、イエジー・スコリモフスキ
出演:サンドラ・ジマルスカ、ロレンツォ・ズルゾロ、イザベル・ユペール、マテウシュ・コシチュキェヴィチ
配給:ファインフィルムズ
2022/ポーランド、イタリア/カラー/ポーランド語、イタリア語、英語、フランス語/88分