1993年、オランダで「ヴィクター&ロルフ」スタート。
ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)はオランダのファッションブランド。型にはまらない挑戦的なアプローチと、コンセプチュアルでありながらエレンガトなコレクションを展開している。
ヴィクター・ホスティンとロルフ・スノランによるデザインデュオで、南仏イェールのヨーロッパ新人デザイナーコンテストでデビュー。
ヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)、1969年5月27日、イスラエル生まれ。オランダのアーネム・アカデミー・オブ・ファイン・アーツ卒業。ロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)。1969年12月19日、オランダ生まれ。同じくアーネム・アカデミー・オブ・ファイン・アーツ卒業。
93年、南仏イェールのヨーロッパ新人デザイナーコンテストに参加。プレス賞、レディス部門最優秀賞、イェール市賞を受賞し、3冠に輝く。その後、ヴィクターとロルフは実験的な服作りを目指してさまざまな企画に参加。オランダの若手デザイナー集団「オランダ人の叫び」に参加。その一つが94年、パリ市現代美術館で行われた「愛の冬(HILVER DE L'A MOUR)展」での発表で、モードに対する姿勢がアートとして評される。ヴィクターとロルフはグループが解散した後もコレクションを作り続ける。
98年、オートクチュールのコレクションに招待メンバーとして参加。ここで大きな話題を集め、名声を得る。2000-2001年秋冬パリ プレタポルテ・コレクションにデビュー。2003-2004年秋冬よりメンズコレクションの発表をスタート。
2006年、H&Mとのコラボレートコレクションを発表。レディースのハート、メンズの矢をモチーフとしたコレクションは、販売初日の開店前には長い行列のできる人気となった。このコラボレーションでは、ウエディングドレスも発表した。
2006-2008年の間、イタリアのファッションブランド、アレグリとコラボレーションを展開。
2008年、ディーゼルのレンツォ・ロッソ率いるファッショングループが投資、経営面や生産面のサポートを受ける。
2009年春夏シーズン、サムソナイトのブラックレーベルとコラボレーションで、「Samsonite black label by VIKTOR & ROLF」を展開。2009年春夏シーズン、ヴィクター&ロルフはは通常のキャットウォークショーではなく、オンラインでコレクションを発表。Webを用いた新しいスタイルに世界が注目した。
2020年秋冬シーズン、新たなメンズライン「ミスター・ミスター(Mister Mister)」をスタート。美しい仕立てにカジュアルウェアを融合させた、遊び心のあるフォーマルウェアを製作していく。ファーストシーズンでは、アクセントカラー「ウィンターブルー」にフィーチャーし、シャツやニット、アウター、アクセサリーまで約130点を発表した。なお、「ミスター・ミスター」展開においては、ワールドワイドパートナーシップを東京に本拠を置くシフォンと締結。イメージコンセプト及びデザインをヴィクター&ロルフメゾンが行い、MD・生産はシフォン、販売・PR はメゾンとシフォンが共同で行っていく。