1961年、ルーベン・マタス(Reuben Mattus)によってアメリカ・ニューヨークに誕生。
ハーゲンダッツ(Häagen-Dazs)は、ルーベン・マタス(Reuben Mattus)がスタートしたアイスクリームメーカー。
名前の「ハーゲンダッツ」は、ルーベンによる造語で、高品質なミルクをイメージさせる北欧の都市"コペンハーゲン"と、それに響きのあう"ダッツ"という言葉を組み合せたもの。なお、"ダッツ"に意味はない。
ハーゲンダッツアイスクリームの主原料は「ミルク」「砂糖」「卵」の3つ。「誰もがおいしいと感じるアイスクリームはシンプルな素材からしか生まれない」というルーベン・マタスの想いから、素材を厳選したアイスクリーム作りにこだわり続けている。
たとえば、ハーゲンダッツの「バニラ」は、クリーム、脱脂濃縮乳、砂糖、卵、バニラ香料といった5つの素材だけで作られている。乳化剤や安定剤は使わず、素材そのものの作用を利用している。
ルーベン・マタスは、ニューヨークで荷馬車のアイスクリーム店を経営する母親のもとに生まれた。
1930年代から50年代までは家族での経営が続いたが、1961年、ルーベンは妻のローズとともに、新会社を設立することを決意。ハーゲンダッツ社が誕生した。
アイスクリームのフレーバーは、バニラ、チョコレート、コーヒーの3種類からスタート。
1976年、ルーベンの娘ドリスによって、ハーゲンダッツの第一号店がオープン。
1982年、カナダに進出。
1983年、米ピルスベリー社にブランドを売却。同年、シンガポールと香港に進出。
1984年、日本に進出。
1987年、ドイツに進出。
1990年、イギリスとフランスに展開。
1996年、「グリーンティー」を発売。日本から世界へ発信した記念すべきフレーバー第1号となる。
その後も中国、ロシアなど世界中に拡大を続け、今では世界50カ国以上に展開している。