1977年、ニューヨーク・SoHo(South of Houston)にて、ジョルジオ・デルーカ、ジョエル・ディーン、ジャック・セグリックの3人によりスタート。
ディーン&デルーカは、世界のつくり手からおいしいものを集めたマーケット(市場)。“Living With Food” 「"食すること"とは、人生を味わうこと」という言葉を大切に、毎日の食を通じて豊かでよろこび溢れる暮らしを提案する。
“Artisanal grocers(職人型食料品店)”を目指しており、国内外から選りすぐる美味しいメニューを提供。マーケット店舗では、惣菜であるプリペアードフードをショーケースに並べて販売。各店にはそれぞれ料理人がいて、毎朝店に届けられるその日の野菜や食材を吟味して、前菜からメインディッシュまですべての料理を作っている。
調味料や加工食品なども販売。世界中を巡って集めたオリーブオイルやビネガー、パスタなどの地中海食材から、洋菓子に和菓子、ジャム、チーズ、紅茶、コーヒーワイン、日本全国の和食材まで豊富に揃う。地方店舗では、その地域で親しまれる食材も取り扱っている。また、マーケット店舗にはソムリエの常駐するワイン棚も。
パテや生ハム、ソーセージなどの「食肉加工品」であるシャク―タリーも豊富。イタリアから輸入する生ハムや、スペインのサラミ、ドイツの加熱ハム、ジューイッシュの食文化を象徴するスモークサーモン、そして日本各地の優れた生産者の冷蔵加工品などが揃う。
毎朝、自社工房から届く焼きたてパンを提供するベーカリーにも注目。コーヒーとの相性もよいマフィンやスコーンなどのアメリカンベーカリーから、食事に合うバゲットや食パン、カンパーニュなどのデイリーブレッドまで、幅広いラインナップを揃える。
さらに、ショッピングを楽しむひと時に、気軽においしいエスプレッソを飲む場所としてエスプレッソ・バーも展開。農園にまでこだわったコーヒー豆を使い、バリスタが一杯ずつ淹れるコーヒーをはじめとするスタンダードメニュー、季節ごとに変わる旬の食材を使ったフレッシュジュースや、マーケットで扱う食材を使ったオリジナルのドリンクメニューなどを提供する。
1973年、ジョルジオ・デルーカが、“ますは大好きなチーズから”とSoHoにチーズ専門店「CHEESE STORE」をオープン。
出版社に勤めていたジョエル・ディーン、デザイナーのジャック・セドリックは、「CHEESE STORE」の常連になると、ジョルジオ・デルーカとも親交を深め、上質な食材とキッチンウェアの店をつくることを夢見るように。