資生堂(SHISEIDO)が東京・銀座に展開する資生堂ギャラリーでは、展覧会「石内都 初めての東京は銀座だった」を、2023年8月29日(火)から10月15日(日)まで開催する。
日本を代表する写真家として国内外で活躍する、石内都(いしうち みやこ)。1947年に生まれた石内は、79年、初期三部作のひとつ「APARTMENT」で木村伊兵衛写真賞を受賞、そして90年の「1・9・4・7」以降は、身体の傷跡を撮影したシリーズを展開してきた。また、2005年には、母の遺品を撮影した「Mother's 2000-2005 未来の刻印」でヴェネチア・ビエンナーレの日本代表に選出され、世界的に注目を集めている。
ところで、資生堂創業の地である銀座は、最先端のものごとが集まる街として展開してきた。資生堂の企業文化誌『花椿』のウェブ版『ウェブ花椿』では、こうした銀座の過去と現在について考える「現代銀座考」を連載しており、2022年6月から翌年5月までの第2章「銀座バラード」では、ものの記憶をうつしだす石内の写真から、作家の森岡督行が物語を紡ぎだすことを試みた。
展覧会「石内都 初めての東京は銀座だった」では、この「銀座バラード」のために石内が撮り下ろした写真から、未発表作品を含む約30点のオリジナルプリントを展示。石内が現在も大切に保管しているレコードなど、自身の記憶と結びつくものばかりでなく、資生堂初となる本格的な香水「香水 花椿」や、銀座天一の天ぷらなど、銀座の文化を織りなしてきた店を象徴する品じなを捉えている。
展覧会「石内都 初めての東京は銀座だった」
会期:2023年8月29日(火)〜10月15日(日)
会場:資生堂ギャラリー
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル B1F
開館時間:平日 11:00~19:00 / 日曜日・祝日 11:00~18:00
休館日:月曜日
入場料:無料
【問い合わせ先】
資生堂ギャラリー
TEL:03-3572-3901